ウンコ漏らしを題材に、「統計結果の分析は、因果関係を明らかにすることが必須」という内容を語ってみる。

年収が高いとウンコを漏らしやすいという統計結果が出ました。僕もお腹が弱いのでこういう風にウンコを崇める情報はどんどん発信して欲しいと思いつつ、もし自分が漏らしたとしても絶対に墓場まで持っていってお墓の中で1人感慨に浸るだろうなと思っている株式会社Key-Performanceの取締役のイハタです。

ウンコ漏らしたことあるを年収別に調査!悲しむ必要はない?


この記事では「年収が高くなればなるほど、ウンコを漏らしている割合が高い」というアンケート結果を紹介しています。
年収が1000万円を超える人の約半数がウンコをもらしていると………
 
元記事では、年収の高い人は忙しくて体調管理が不十分になりがちなため漏らす確立が高くなるという予想をしていました。が、、、この予想は本当でしょうか?
 
僕がこの記事でお伝えをしたいのは「統計結果の分析は、因果関係を明らかにすることが必須」という事です。間違ってもウンコが好きなわけではありません。
 

成功が先か、ウンコが先か。

そもそもこのアンケート結果は、「年収が高いほど、ウンコを漏らしている割合が高い」という「事実」を述べています。この「事実」を元に必要な情報を読取る必要がありますが、ここで重要になるのが「年収が高いから漏らした」のか「漏らしたから年収が高いのか」、それとも「何か別の要素が原因となっており、結果として年収の高さとウンコ漏らしが生じた」のか、3つを判断することです。
 

「年収が高いから漏らした」

「年収が高いことが原因で、ウンコを漏らした」という仮説が正しいなら、元記事の予想も的を得ているでしょう。
つまり「年収が高くなったために生じた何らかの原因」が「ウンコを漏らす」という結果に繋がったという考え方です。
では、この逆だった場合はどうでしょうか?

「漏らしたから年収が高い」

「ウンコを漏らしたために生じた何らかの原因」が「年収が高くなる」という結果に繋がったという場合も考えられます。
 
例えば、「ウンコを漏らす」という人生史上1位2位を争う大恥をかいた事で、今まで恥ずかしいと思っていた事や苦痛に耐えられるようになり、その結果仕事で成果を出せて年収が上がったという様な仮説です。
 
これもなんとなくリアルな予想だと思います。
 
では、次のパターンです。
 

「何か別の要素が原因となっており、結果として年収の高さとウンコ漏らしが生じた」

家が昔から特殊なトイレを使っていて、そのトイレを使うことで集中力が以上に強化されたけど変わりに肛門の昨日が破壊された………
 
みたいな場合ももしかしたらあり得るかもしれません。集中力か肛門か、究極の選択ですね。
 
真面目な話をすると、年収と比例する要素として有名なのは「年齢」です。なので、この結果は単純に「年をとった方が年収が高い」っていう結果と「年をとった方がウンコを漏らしている割合が高い」っていう、1つの原因から生まれた2つの結果があたかも因果関係のあるかのように語られている可能性があります。
 

アンケートの情報が正しくない場合

今回の情報は「アンケート結果」なので、返答者の意思が入っている場合も考えなくてはいけません。
 
「ウンコを漏らした」なんてのはなかなか人に言える内容ではありません。多くの人が隠したがる内容です。年収の高い人は人生の荒波を乗り越えているので、「うんこ漏らしくらい屁でもない」と答えてくれ、年収の低い人達にとっては「ウンコを漏らしたことこそ自分の人生一番の恥」だと思い答えてくれなかったかもしれません。
 
 

まとめ:このアンケートにはなんの意味もない

散々色々書きましたが、結局何が言いたかったかっていうと、このアンケートだけでは、何一つ有意な情報を引き出せない。って事です。だって、物事の因果関係に関する情報が不足しすぎてて、これだけで何かの判断材料にすることは出来ません
 
でも、実際の仕事の現場では、こんな「因果関係がハッキリしないアンケート」で意思決定が行われ、多くの損が生まれています。それこそウンコ漏らすレベルの損もたくさんあるでしょう。
 
これから自分の意思で意思決定をしていく起業家のみなさんは、統計情報を使う時には必ず「因果関係」を明らかにするようにしてください。