独立起業家が物事を先延ばししないための方法とは?

起業家の才能を100%引き出す専門家、筧田 (@kakehida) です。

独立起業者 (いわゆる脱サラ起業家) の方に多く見られる現象として「先延ばし」があります。 目標を立てても、期限や達成度を守れないというものです。 先延ばしに対する科学的理解があれば、先延ばししなくなるという方もいると思います。 そこで今回は、私の意見ではなく、科学的に根拠のある研究結果に基づいて、先延ばししてしまう理由・メカニズムと、先延ばしさせない方法をお伝えしたいと思います。

結論を先にお伝えすると、

自分自身に先延ばしをさせない方法とは……
1. 取り組む目的を理解する
2. 期限を設定する
3. 意志力を充電する時間を確保する
4. 集中を妨げる原因を排除する

です。

今回は、自分自身の先延ばし体質に対するアンチテーゼの意味も込めて……早速、順に詳しく解説していきたいと思います。

 

重要だけど厄介な行為に取りかかれない

やらなきゃいけないと分かっていてもなかなか取りかかれないものは誰しもあると思います。

例えば、

・確定申告の資料作成・提出
・情報発信
・メールの返信
・目を通しておくべき資料のチェック
・報告書の作成
・ダイエット

などなど。

「明日には必ず……」といって、ずっとタスクが進まず、机の上に乗ったままということがあります。

 

先延ばしにしてしまう理由とは?

例えば、「テスト勉強をしなきゃ」と思うと、机周りの片付けからはじまり、部屋の片付けまで済ませてしまう方がいます。 ごめんなさい。 私の小中時代の話です。 大事なことを後回しにして、他のことに取り組んでしまうことは多くの人にとって経験のあることですが、その理由はなんでしょうか?

1. 意欲がわかない

上の例で行くと、テスト勉強に対して、意欲が湧いていないということです。 それは、テスト勉強をやる意味を感じていないということだったのかもしれません。

2. 時間がかかると感じる

取り組み始めてから成果が出るまでに時間がかかるとイメージしてしまい、億劫になってしまうと言う心理状態があります。

3. やり方 (段取り) がわからない

面倒臭いと感じてしまう原因の1つとして、そもそもはじめの一歩とその後の具体的な手順が見えない状態が挙げられます。

4. 意志エネルギーの不足

社会心理学者のロイ・バウマイスター教授 [Roy Baumeister] は、精神力を持続させることの難しさを証明しました。 学生を2グループに分け、片方にはチョコレ=とクッキーを焼くいい香りが漂うオーブンの前に座らせませした。 彼らの前にラディッシュがたくさん入ったボウルを置き、「ラディッシュは好きなだけ食べて構わないが、クッキーを食べるのは厳禁だ」と伝え、30分間、学生をその状況下に放置しました。 もう1つのグループの学生には、好きなだけクッキーを食べることが許されました。 どっちのグループの学生にも、直後に難しい数学の課題を解かせました。 結果、クッキーを食べることを禁止されたグループの学生は、クッキーを好きなだけ食べられたグループの学生と比べて半分の時間で諦めました

この実験から、クッキーを食べたい気持ちを我慢することに自制心を働かせて、精神力を使い果たしてしまったために問題を解くための意志力が残されていなかったと結論づけています。 意志力はバッテリーのように消費されるものだということです。

 

自分自身に先延ばしをさせない方法

1. 取り組む目的を理解する

目的や意図、その意味が理解できないと意欲がわかないものです。 意外と、やらなきゃと思ったことでも、実際に腑に落としてやっていないことが多いと思いますので、一度やる前に、「なんでこれやらなきゃいけないんだろう?」と考えてみると良いと思います。

 

2. 期限を設定する

相手に対して期限を見える形で示す

公言や約束をすることで、やらなくちゃという意識を持つことができます。 これは後で言い訳しづらいように、文章で残すことが重要です。 もちろん約束を平気で破るような人には効果的でないと思いますが……ちゃんと約束は守っていきましょう。 もちろん、やらなくちゃという緊張感については、やる気を削いでしまうという方もいると思いますので、ご注意ください。 この緊張感が上手く作用する人においては、「期限を誰かに伝える癖」が、人生を変えると言っても過言ではないと思っています。

期限や進捗度の関門を途中に設定するのも効果的

私の場合は、最終的な期限に対して、まず最初に日程や進捗度を3分割できないか考えます。 身近な距離に関門があることで、適度な緊張感が生まれます。 結果、全く取り組まなかったということを防げるのはもちろんのこと、より具体的に進め方を意識できるようになります。

3. 意志力を充電する時間を確保する

前項の意志エネルギー不足も参考にしていただければと思いますが、充電することで意志力は機能します。 意志力を得るための例として……

・睡眠を取る
・食事をゆっくり取る
・リラックスする
・好きなことをする
・仲間と談笑する

が挙げられます。

4. 集中を妨げる原因を排除する

例えば……

・スマホの通知音を切り、手を伸ばしても届かない場所に置く
・‪‪‪インターネット接続を切る
・作業に関わらないものを見える場所に置かない

などなど、サラッと工夫できることはたくさんあります。

 

まとめ

自分自身に先延ばしをさせない方法とは……
1. 取り組む目的を理解する
2. 期限を設定する
3. 意志力を充電する時間を確保する
4. 集中を妨げる原因を排除する

いかがでしたでしょうか? 今回は、正直、自分自身に向けて書いたので、良い意味で熱がこもりました。 多くの起業家の皆さんにおかれましても、ぜひこの記事を参考にしていただき、先延ばしがこの世からなくなれば素敵だと思います。 ではまた。

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ABOUT US
筧田(かけひだ)
【 “いいものだらけ”の世の中へ。】を理念に、高校の同級生と共に、株式会社Key-Performance を創業し、代表取締役を務める。 「魅力的な起業家の集まりが地元にない!!」ことから、起業茶屋® を立ち上げ、5年で2000名を集客する。 現在は、人間観察サロン™、起業の作戦会議室™に力を入れている。