好きなことを仕事にしたい人は、好きなことの隅々までセグメント分けすべし

こんにちは、イハタです。
 
”好きなことで、生きていく”
ユーチューバー達のキャンペーンが行われたのが2014年ですが、それからもうすぐ4年。
このユーチューバー達の登場のずっと前から、僕の周りには「好きなことを仕事にすると嫌いになるから辞めたほうがいい」という大人がいました。そういう人達はきっと今はユーチューバーになりたい小学生をバカにする事に精を出しているでしょう。
 
「好きなことを仕事にすると嫌いになるから辞めたほうがいい」と言った大人たちは、おそらくは一回好きなことを仕事にしてみて、その結果夢が敗れた方たちなんでしょう。でも、おそらくその人たちの夢の追い方って、すごく”雑”だったと思うんです。
 
この記事では正しい”好きなことで、生きていく”ための、好きなことのセグメント分けの方法をご紹介します。
 

大雑把なイメージでは失敗するだけ

実際にこんな方がいました。
この方はアニメを見るのが大好きで、小さい頃から「将来はアニメを作る仕事がしたい!」と意気込んだそうです。で、新宿にある有名なアニメーター養成学校に入学。そこで待ち受けていたのは「自分はPCをいじくるのが向いていない」という事実でした。大好きなアニメを作りたいけど、それを作る作業が苦手で仕方がない。結局その方は養成学校を中退し、大学に入り直しました。
 
この方の場合は専門学校に入学して気が付きましたが、実際には大学を出て自分が好きだと思っていたジャンルの会社に就職し、同じような経験の後に転職をされた方も大勢います。
 
ここで大切なのは、このアニメが大好きだった方は「アニメを見るのが好き」だっただけで、「アニメを作る仕事が好き」なわけではなかったんです。つまり「アニメが好きだからアニメに関わる仕事がしたい」っていうすごく大雑把なイメージを目標にした結果、その仕事の普段の業務が向いていないっていう事実に直面したわけです。
 

”好きなこと”は日々の業務レベルまで落ちていますか?

これと同じ現象は多くの人に起こっています。かく言う僕もそうでした。高校の勉強の中でとにかく”生物”が好きで、何時間でも勉強していられて、「大学は生物系の学部にしよう!!」と「生物の勉強が好き」というイメージだけで学部を決めました。
実際に入学してみた僕に何が待っていたかっていうと、ひたすら同じ作業をする実験でした。PDCAをきちんと回すめちゃめちゃちゃんとした実験だったんですが、その操作がとにかく僕は苦手だった。だって、「1マイクロリットルの溶液を1000本のチューブに入れ、その後別の溶液を2マイクロリットルずつ入れ、さらに37℃のお湯の中に2時間置きその後………」って言う感じで、生物の実験ってとにかく繊細で細かいんですよ。それに耐えられず僕は生物系の路からリタイヤ。結果として今自分の好きなことをやっているから良かったんですけどね。
 
結局僕がやりたかったのは「生物学の知識の勉強」で「実験を伴う生物学の研究」ではなかったんです。当然挫折しますよね。
 

やりたいことを細かくセグメント分けすべし

自分のやりたい事がすでにある人は、そのやりたいことをもう一歩具体化してみましょう。そのやりたいことをやるためには具体的に日々どんな生活を送る事になるのか、同じ映画好きでも「見るのが好き」なのか「撮るのが好き」なのか「編集が好きなのか」まで考えます。
 
こういうふうにやりたいことを細かくセグメント分けすることで、自分の人生の余計な回り道を減らせますし、もっとやりたいことが楽しくなるはずです。