どうもこんにちは! 簡潔屋の筧田です。
私たちは日頃、とんでもない量の言葉をやり取りしていますよね?
具体的に発する単語数でいうと、男性は平均7千語、女性は平均2万語だそうです(米メリーランド大学の研究より)。
会話の中では次から次へと単語が投入され、瞬間的に過ぎていき……それを記憶に留めるのは大変ですよね。
でもある身近な人を見ていたら、「そうやって理解していくんだ、そうやって覚えているんだ」という出来事が合ったので紹介します!
4ヶ月前の出来事
4ヶ月前、2016年12月の話ですが、私たちが主催する起業茶屋の中で、相方の井畑がこのような説明をしました。
「皆さん、20マイル行進って知ってますか? その日の状況で進む距離を変える者よりも、毎日どんな状況であっても20マイル進む者の方が、遠くへ行くことができるという実際にあった話です。もし確実に成果を挙げたいなら、この20マイル行進を参考に、毎日取り組む量を決めておいて、毎日このルールを守っていくことが重要なんですよ!訪問数とかブログ更新数とか。ぜひ数字を決めてやってみてください!」
このとき、Sさんは井畑の右側に座り、よく頷いていたことを覚えています。
※20mileは約32kmです
20分前の出来事
先程私は、Sさんに「着実に日記を書いていこう! 1日5行を毎日やること、小さくても毎日進められることが重要だよね」という話をしました。
するとSさんは、「それ日進月歩だ!……あ、つまり20マイル行進のことですよね?」と言いました。
※日進月歩:日々、途切れることなく、前進すること
これを聞いたときに私はこう感じました。
「Sさんは、普段使うことのない20マイル行進を覚えるのに、日進月歩とリンクさせていたんだ……」
共通点で記憶する
記憶のさせ方、覚え方って重要だと思います。なぜならその先にある「言葉を思い出せる」ということが仕事や人間関係、つまり人生において重要だからです。確かにSさんの記憶力は、他の人より優れていると思います。長い時間、一緒にいるのですが、Sさんと話していると、いろんなものごとが関連付いて記憶されているんだなと感じます。音感の共通点、意味の共通点、イメージの共通点、同時刻・同時期の共通点……。
本人に確認したところ、共通点で関連付けて覚えているそうです。共通点で記憶しているので、少ない情報量で脳に入力できるのです。しかも関連性で記憶されているので、結果的に、記憶している量に対して、引き出せる量や思い出す速度がずば抜けて早いのです!
私はこれを、タイトル上でどのように表現しようかと考えたところ……むすんでひらいて♪になったのでした(笑)
共通点で記憶する:応用編
共通点が関連付いた状態で経験を重ねることで、更なる共通点が見つかっていきます。最適な関連付け、最適な配列が日々更新される。実はこれが簡潔化なのです。言い換えると、具体的な物事の大切な点だけを簡単にまとめていくことです。ぜひこの機会に自分の記憶方法を、客観的に捉えてみてはいかがでしょうか?
参考:ビジョナリーカンパニー4
今回登場したキーワード『20マイル行進』、たぶん読んでいる方の中には、「20マイル行進? 筧田は何の話をしているんだろう?」と感じている方かも多いかもしれませんね。20マイル行進は、名著『ビジョナリーカンパニー4』に載っています。マネジメント手法のひとつ『狂言的規律』の説明をする中で、どんな日でも毎日20マイル行進する規律を例にしているのです。
触りだけお伝えします。探検家のアムンゼンとスコットが主人公です。アメリカ大陸の西海岸〜東海岸まで、3千マイルをチームで徒歩横断をするお話です。準備や行動の仕方が違うアムンゼンとスコット。結果、無事に成功したチームと失敗して全員死んだチームがいます。その違いは何か? 違いは、20マイル行進にあるとビジョナリーカンパニー4の中では説明されています。
詳しく知りたい方はぜひ、『ビジョナリーカンパニー4』を読んで頂ければ幸いです! 本好き経営者・筧田がオススメする経営者向けの書籍です(笑) 本全体の内容は、「10x(10倍成長)型企業の共通点を検証する」というものです。
“ いいものだらけ ”の世の中へ。
代表取締役 CEO
筧田 聡 Satoshi Kakehida
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