AIDAモデルとは
1920年代、米国のE・K・ストロングが、応用心理学の論文中に示した「顧客の行動心理プロセス」に関する理論。
お客様の状況に応じて効果的なコミュニケーションを取ることは、価値提供者にとって重要です。消費者心理状態を理解した上で、広報やコミュニケーション、マーケティング戦略を考え、提供につなげましょう!
※発見からすぐ購入へ至る場合にはあてはまらない
AIDAモデルの中身
人が商品サービスを知って購入に至るまでには、次のような段階があります。
認知段階
1.注目 ーAttentionー
『口コミ・リンク・広告・SNS・検索・散策』によって、自分たちのことを発見・入場してもらいましょう。具体的には店舗であれば入店、オンラインであればクリックしてもらいましょう。
入場した方のことを潜在顧客と言います。
感情段階
2.興味 ーInterestー
『人気コンテンツ・紹介・提案・プレゼン・先行提供』によって適合性を判断してもらいます。「満足・感謝・自分に合ってる・良さそう・欲しい」と思ってもらい、もっと詳しく自分たちのことを知ってもらいましょう!
興味を持ってくれている方のことを観客と言います。
3.欲求 ーDesireー
『メニュー・予算変更・比較検討(実績・料金)・途中提供・お問い合わせ』によって、納得してもらい「欲しい!」と感じてもらいましょう。その後、きっかけ・後押しによって購入に向けた一歩を踏み出してもらい、具体的には購入方法を記憶してもらいましょう。
商品サービスが欲しい方を見込み客と言います。お問い合わせ
行動段階
4.行動 ーActionー
購入してくださった方を新規顧客と呼びます。利用によって満足感・充実感を実感してもらいましょう。
5.繰返 ーRepeatー
※起業茶屋による追加項目
何度も繰返し利用してくれる方のことを常連客・リピーターと呼びます。お客様との安心感を提供し、関係性を強め、お客様に「また来ます!」と言ってもらいましょう。価値提供者としてリピートされなければ恥と思うくらいが良いと思います。
6.共有 ーShareー
※起業茶屋による追加項目
共有してくれる利用者を伝道師と呼びます。伝道師の多いことで有名な企業例として、Apple、Panasonic、マクドナルド、レゴ、スターバックスコーヒーが挙げられます。伝道師は、口コミはもちろんのこと、企業の悪口や不満に対する擁護も行ってくれます。
AIDAの変形モデル
AIDMAの法則(アイドマの法則)
1920年代・米国の販売・広告の実務書の著者サミュエル・ローランド・ホールが著作中で示した広告宣伝・購買に対する消費者の心理的なプロセスのこと。「M」は記憶(Memory)を表している。日本では、2004年に広告代理店の電通等により提唱されたAISASとの比較により知られた。
AISASモデル
消費者の行動心理プロセスを示す理論。「注意」「興味」「検索(Search)」「購買(Action)」「情報共有(Share)」を表す。
これまで消費者の行動心理のプロセスを示した理論では、「AIDA・AIDMA」が主流だった。しかし、AISASモデルでは近年成長しているeコマースの特徴が反映されている。そのため、購買行動へ繋がる要因として「検索」と口コミなどによる「情報共有」が重視されている。現代では他人の評価などをインターネットで調べてから、購買行動へと移る傾向が強くなっており、現代の消費者の行動心理を的確に表しているといえる。
※2005年6月電通が商標登録済み(登録番号第4874525号)
AIDCAモデル
AIDMAの法則の記憶(Memory)の代わりに「確信(Conviction)」を入れたもの。
“ いいものだらけ ”の世の中へ。
代表取締役 CEO / 創業者
筧田 聡 Satoshi Kakehida
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