起業が目的で新卒でコンサルやるのはマジで泥舟

こんにちは、井畑です。
 
起業を志す大学生に多いのが「とりあえずコンサルティングファームに入って起業の勉強します!」ってやつなんだけど、その選択肢はマジで泥舟だからやめておいたほうがいい。沈むぞ。
 

起業に必要な要素

起業を本当にザックリまとめると………
 
①お客さんの悩みを見つけて
②解決策作って
③悩みは妥当だったかor解決策は効果的だったかor両者がピッタリハマっているか、を検証しまくる
 
の3つの段階を踏んでいきます。ひたすらこれやるんです。
 
だからそれぞれの段階での必要な能力を挙げていくと………
 
①に必要な能力:問題発見能力(ヒアリング力・調査力・分析力)
②に必要な能力:問題解決能力(論理的思考力・直感)
③に必要な能力:PDCAを回す能力(ゴール設定して、計画立てて、行動して、結果を測定して、不足していた部分を補う)
って感じになります。まずこれ押さえられてました?
 

コンサルで身につく能力

じゃあ次に大学生が就職先として選ぶ「コンサルティングファーム」で何をやるかを考えて見ましょう。
 
①クライアントとの折衝(依頼内容の確認・ゴールの設定)
②クライアントの会社の現状調査(調査・統計・分析)
③クライアントが納得するためのスキーム作成(過去の成功事例の洗い出し・分析)
 
ざっくりまとめるとこんな感じです。
 
さあ、さっき確認した起業に必要な要素と照らし合わせて見ましょう………ねっ、ためにならないでしょ。
”ビジネスの流れを学ぶため〜”みたいな理由なら、それこそキングコング西野さんのブログを1年分読んだほうがよっぽど力付きますよ。
 

コンサルで学べるのは”情報処理能力”

基本的に、歴史的にコンサルに求められている能力は”現象分析”と”情報収集”と”比較・考察”なんです。まとめると情報処理能力。素人では分からない専門的なデータの共通点を洗い出してそこから妥当だと思われる提案を行うのがコンサルの仕事だったんですが………これって今流行りの何かに似てません?そうです、ビッグデータです。
 
今までコンサルに必要とされていた要素を、コンピューターとビッグデータがどんどん奪っていっています。今はまだビッグデータの活用方法という名目のコンサルが存在しますが、それもいずれコンピューターで出来るようになるでしょう。
 
つまり、コンサルティングファームの中でも本当に上位に上り詰めれば話は別ですが、3年やって身に付けた程度の能力は、パソコンに取って代わられちゃうんです。悲しいorz
 
なので、ウチみたいな「創業支援専門」のコンサルでもない限りは基本的にコンサルやっても起業は出来ません。
 

コンピューターに変わられない能力を身につける

どの仕事についてもそうなのですが、特に起業を志すなら必ず「コンピューターに取って代わられない能力」というものを身に着けましょう。
 
例えば人を集める力や人を笑わせる力。チープに聞こえるかもしれませんが、役者やお笑い芸人はなかなかコンピューターにはとって変わられないでしょう。
 
他にも「人間をひきつけてまとめ上げる能力」、いわゆるリーダーシップってやつも硬いと思います。
 
もし起業をするなら、自分の強みにしていこうと考えている能力が「コンピューターに取って代わられないかどうか?」考えて見てください。
 
 

まとめ

起業が目的で新卒でコンサルやるのはマジで泥舟