今すぐ使える市場シェアの求め方【調査方法とKPI設定】

こんにちは、井畑です。

 

この記事では【市場シェア】の求め方を、計算方法や調査方法を踏まえてお伝えします。

 

自社の市場シェア、ちゃんと認識してますか??

他社の市場シェア、ちゃんと認識してますか??

 

市場規模・市場成長率・市場シェアの3つの情報が揃ってはじめて正しい経営判断が出来ます。

 

 

市場の中で自社がどれだけのシェアを持っているのかが分かる「市場シェア」の他に、他社に比べて自社がどんなシェア率であるのかが分かる「相対的市場シェア」もしっかり把握した上で、適切な経営判断を行いましょう!!

 

 

市場シェアの求め方【計算方法】

 

市場シェアは売上高、販売数、ユーザー数等、様々な基準で求める事が出来ます。

 

市場シェア

 

市場シェア

 

 

競合との力関係を示す【相対的市場シェア】

 

競合と自社のシェアがどんな比率になっているのかを測定する方法です。

 

通常分母にはその市場内での最大の競合相手のシェア率を代入します。

 

相対的市場シェア率

 

例えば、自社のシェアが20%だった場合、競合のシェアが80%だと、相対的市場シェアは25%となり、競合の4分の1しかシェアが獲得出来ていないことになります。

 

それに比べて競合のシェアが10%だった場合には相対的市場シェアは200%となり、自社ブランドがかなり強いシェアを持っていることが分かります。

 

 

データ収集方法

 

株式会社であれば、通常は公開されている年次報告書や、すでに行われた市場調査が存在します。そこからデータを入手出来る場合はコストはほとんどかかりません。

 

一方、そのような方法でデータが手に入らなかった場合、独自に調査会社に依頼をして調べる必要がありますが、これは非常に高価になる場合があります。

 

データの利用方法

 

基本的に重要になってくるのは【相対的市場シェア】です。

 

というのも、例えばシェア30%といったら通常ではかなり支配的なシェアであると考えられます。

 

ですが、最大の競合のシェアが60%だった場合、業界1位に対して50%のシェアしか獲得出来ていないことになります。

 

このように、少数の競合によって市場が半独占状態にある場合も考えられるため、絶対シェアよりも相対的シェアの方が重要な要素になります

(ボストン・コンサルティング・グループ(以下BCG)の行った調査で、相対的市場シェアの高い企業は利益率も高い事が明らかになった事がきっかけで、この指標は多くの経営陣に好まれています。)

また、当然シェアが大きければ大きいほど手に入るキャッシュ(売上)も大きくなるため、相対的市場シェアはキャッシュを生み出す可能性を測定する指標としても利用されます。

 

また、単純なキャッシュフローに比べ、相対的市場シェアは自社ブランドの地位及び効果的と思われるマーケティングの種類等の、未来に向けての予測にも役立ちます。(業界トップと2番手ではマーケティング戦略が大きく異なります。)

 

BCGの成長・シェアマトリクス

 

もう一つ、相対的市場シェアが好まれる理由があります。

 

それは、市場成長率と組み合わせる事で、自社の事業の将来性を把握する【成長・シェアマトリクス】というフレームワークを使えるからです。(1969年に天才コンサルタント、リチャード・ロックリッジによって考案されました。当時入社1年目だったそうです。)

 

※市場成長率についてはこちら

 

市場成長率と相対的市場シェアを使って、このような2✕2のマトリクスを作ります。

成長・シェアマトリクス

 

市場成長率・シェアともに高い事業は「スター」と呼ばれ、将来の大きなキャシュエンジンになり得るため、今後集中的に資本を投資すべきところです。

 

シェアは高い市場成長率が低い事業は「金のなる木」。この事業は現段階では多くのキャシュを産んでいますが、市場自体の成長速度が遅い、もしくは衰退方向に向かっているため、この分野の事業に頼っていると将来的に苦しくなってきます。そこで、この分野で得たキャッシュを「スター」や後述する「問題児」に投資し、次なる「金のなる木」を育てる事が重要です。

 

市場成長率は高いのにも関わらず、シェアの低い事業を「問題児」と呼びます。この分野はシェアさえ獲得できれば「スター」になる可能性を秘めているため、非常に重要です。しかし、すでに「スター」事業を持っている場合、最優先で投資するのは「スター」で、この部分には選択的に投資を行っていく必要があります

(「スター」事業が存在しない場合には「問題児」に資本を集中投下し、いち早く「スター」に育て上げる必要があります。)

 

市場成長率も低く、シェアも低い事業は「負け犬」と呼ばれます。一般的には早急に撤退すべき分野です。(ただし、この分野に入っている事業の中でも、価値提供の仕方を変える事で輝き出すものが存在します。その分野が「自社にしかない技術を使っている」だとか「創業以来ずっと続けてきた、思い入れのある事業」であった場合には再検討の余地があります。)

 

まとめるとこんな図になります。

成長・シェアマトリクス

 

KPI設定

 

必要に応じて、市場シェア、相対的市場シェアそれぞれにKPIを設定します。

 

大切なのは、まずは現状を測定し、市場シェアに応じたマーケティング戦略を策定し、計画的に目標を達成することです。

※マーケティング戦略と結びつかないKPIには何の意味もありません。

 

マーケティング戦略の策定と、その効果測定に利用するためにKPIを設定します。

 

 

まとめ

 

市場シェアには【絶対的数値】のものと【相対的数値】のものの2種類が存在する。

 

相対的市場シェアの方が重要。

 

成長。シェアマトリクスで自社の事業の将来性を把握する。

 

 

市場成長率の求め方はこちら!!

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