僕たちの記憶力を完全開放するための3つのステップ【見る・つなぐ・くっつける】

こんにちは。

茨城最大の起業家コミュニティを主催しているのにYouTubeは弱小です。井畑です。

今回はこの本の話です。

 

「全米記憶力チャンピオンが明かすどんなことも記憶できる技術」では「どんな人でも記憶力を必ずあげることのできる方法」が紹介されているのですが、今回はその最初の一歩。

人間の脳はどんな仕組みで記憶を定着させるかについてご紹介します。この記事を読むだけでも随分記憶に関するイメージが変わり、実際に物覚えが良くなります。僕がそうでした。

この記事で得られる情報

以下の3ステップで驚くほど効率的に記憶をすることができる

・見る

・つなぐ

・くっつける

記憶力の鍵は「見る・つなぐ・くっつける」にある

このステップは筆者であり全米記憶力選手権を4回も制覇した「ネルソン・デリス」が、どんな人でも必ずできるようになると自信をもって提唱している方法です。僕も実際に使ってみましたが、確かに文字や数字だけを覚えようとするよりもずっと後まで記憶に残っていました。

ちなみに、本論に進む前に、ネルソン・デリスは記憶力に関して一般的に以下の3つの誤解があると言っています。

①自分は記憶力が悪いという思い込み

②自分は視覚記憶が苦手(出来ない)

③自分の脳は容量が少なく、そんなにたくさん覚えられない。

これは単純に思い込みなだけで、「情報を引き出せない」のではなくて「情報の入れ方が悪い」だけなんだそうです。希望の持てる話ですよね。

 

 

ではいよいよ本題です。誰でも簡単に記憶力を上げる3つのステップ、まずは最初の「見る」から確認しましょう。

【見る】五感を総動員したイメージを作る

考えてみれば当たり前の話なのですが、文字や数字を扱うのって人間だけなんです。だから、当然「生物としての人間の脳」も文字や数字を覚えるのに適した進化をしているわけないんですよね。

それよりも狩猟採集民族として生き残るのに必要だった「どの場所が生活に適しているか?」とか「どのきのこは食べていいか?」とか「どんな空気だったらそのあと雨が降るか?」とかを覚えておくことのほうが非常に重要だったんです。

つまり、僕たちの記憶システムは常に5感を総動員して活用することを前提にしているんです。

人類はその大きな脳(CPU)と言語と虚構(作り話)を信じる能力(OS)のおかげで思考能力を手に入れていますが、記憶をする部分(ストレージ)は数字や文字にはまだ適応しきれていないようです。

だから、例えば「5時になったら炊飯器のスイッチを入れる」っていう事を覚えておきたかったら、まずは自分がその時間にご飯のスイッチを入れているところを想像してください。

そのイメージに音や温度や匂いも追加出来たらさらにGoodです。例えば「5時のチャイムが聞こえてきたから台所に行った。台所は少し蒸し暑く、窓を開けると隣の家も夕食の準備をしているらしく、いい匂いが漂ってきた。」みたいな感じです。

【つなぐ】どこになにを入れたかを簡単に検索できるようにする

始めてインストールしたPCのソフトで一生懸命ファイルを作り保存したけれど、肝心のファイルがどこに保存されているか分からなくなってしまう。

こんな経験ないですか?僕は未だに時々AdobeのPremiere Proでやられます。毎日使ってるのに……

僕たちの記憶はこれよりさらに複雑です。だって保存先の指定画面なんて出てこないし、優秀な検索機能もついてませんからね。

だから、新しいことを覚える時には、自分が何の苦労もなく覚えている知識と結びつける必要があります

例えば、iPhoneを始めて発表する時にスティーブ・ジョブズは「新型iPod・携帯電話・革新的なインターネットデバイスを発表する」というプレゼンの始め方をしています。

なにかを覚える際には、自分がらくらく引き出せる情報に関連させる必要があるんです。

【くっつける】脳が喜ぶ状態を作り出す

上で紹介した2つさえ出来ていれば、とりあえず記憶としては覚えやすくなっているのですが、さらにそれを忘れないようにするためには、脳が喜ぶ形にそれを「くっつける」ことが必要です。

具体的にいうと、「自分の知っている知識を起点としながら、脳が思い出しやすいイメージを作り出す」作業をします。

脳が喜ぶイメージには以下の3つの要素があります。

①5感を使ったイメージ

②奇想天外な設定

③動きのあるイメージ

だから例えば最初の「17時になったらご飯のスイッチを入れる」っていう妄想も、「なぜか5時のチャイムが聞こえてきたと同時に、猫耳の生えためっちゃかわいい少女が自分の家に尋ねてきた。少女いわく『ご飯を恵んで欲しい。もし恵んでくれたら何をしてもいい』とのこと。にわかには信じがたいが、とにかく急いで炊飯器のスイッチを入れる。鼓動が早まり自分の汗の匂いがムッと鼻をつく。何をしてもいいとは本当に言葉どおりの意味なのだろうか?本当に何をしても問題ないのだろうか?そんな疑問を持ちながら少女を見ると、なぜか少女はおっさんに変わっていた。」

どうです?C級ラノベみたいな設定ですが、この話は上の3つの要素をすべて満たしています。

本当に忘れたくないものはこのくらい激しい設定で覚えるといいですよね。

まとめ:記憶力はよくなる

このテクニックを知っているだけでもだいぶ記憶力に関する問題が解決しそうな気がしませんか?

今回の記事は概論だけを書いているので、詳しい手法については続きをお楽しみに!

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