こんにちは。
株式会社Key-Performance 代表の筧田です!
今回はKPI・KGIに関係する全ての方にとって、かなり重要な内容となっております。
というのも、KPIやKGIについて、過去とか未来とか時間軸を用いて考える機会は殆どありません。
今回は、過去の指標、未来の指標という新しい視点をもって頂こうと思います。
このページを読んで、ぜひ強力なKPI・KGIを設定してください!
KPI・KGIの時間軸に関するバランス
① 過去の指標とは、これまでに生み出された成果を表します。
② 未来の指標とは、これから生み出される成果を表します。
現在の指標とは、いまの行動量を表します。
いまの行動量は、その場で即成果になるものもあれば、将来的に成果となる場合もあります。
既にKPI・KGIを設定している方にお尋ねします。
「その指標が表しているのは、過去ですか? 未来ですか?」
KPI・KGIを活用している会社の経営者や担当者にこの話しすると、過去や未来という視点を持ったことがなかったという反応がほとんどです。
そして実際に設定されている指標を確認してもらうと、過去を表す指標だけ設定しているケースが多いです。
これは、サービス業でも、工業でも、業界によりません。
過去の指標は、既に出ている結果をまとめたものなので、測定したものを調べるだけで表すことができます。
これからの成果を表す指標
例をいくつか挙げます。
◎ 今日、提供したサービスが1ヶ月後に1万円の売上になるとしたら、『今日のサービスの提供量』を指標とすれば、一ヶ月後の売上が見えてきますよね。
◎ 今月書き溜めた文章は、3ヶ月後、書籍として販売されるなら、『今月書いた文章の質』が発売後の販売量に影響します。
◎ カウンセラーブログの総アクセス数の10%が、1週間後の実際の相談につながるとしたら、『総アクセス数』をKGIとし、総アクセス数を伸ばすための広報活動をKPIとすれば、これからの成果を表していることになります。
つまり未来の指標はこれからの収入を予測する力を持つということです。
これって経営にとって、どれだけメリットがあると思いますか?
「未来の指標を設定する」思考で2つの利点を得る
未来の指標を設定するには、いわゆる頭を使います。
それによって経営に必須の思考ができる様になります!
① 長期的に成功できる思考
② 問題が生じる可能性を予測できる思考
未来の指標を設定するには、内部・外部問わず、ビジネス上の相関関係を明確にする必要があります。
もちろんいきなり相関関係を明らかにするのは難しいです。
日々仮説を立てて、相関関係を考え続け、検証することで、徐々に明確になってくるものです。
日頃、この思考を繰り返すことで、『相関関係の理解』と『仮説力』が高まります。
ビジネス上の相関関係を理解していれば、長期的な視点で、より確実に成果を挙げることが可能になります。
逆に言うと、相関関係が分からないままでは、組織として長期的な成功は難しいでしょう。
短期的な成功は制御はできませんが、可能かもしれません。
『仮説力』があると、リスクを前もって認識できるようになります。
つまりリスク回避につながる行動ができるようになります。
これって経営にとって、どれだけメリットがあると思いますか?
メリットというか、必須事項となりますよね。
多くの設定現場では『仮説』が面倒くさい
未来につながる指標を取り入れるには、明瞭な思考能力が求められます。
仮説を立てて、検証して…その思考は多くの人にとって面倒くさいようです。
しかし、やらなくても構わないことなのでしょうか?
相関関係を見出すことをしなかった場合、どうなるでしょうか?
今日も、リスクや成功理由が分からない状態の会社が多く存在しています。
相関関係を見出すことができて、日頃から仮説にも慣れている会社ならば、どうなるでしょうか?
これからKPIやKGIを設定する場合には、少なくとも指標全体の1/3は、将来に関する指標にすると良いと思います。
これからの収入を予測する力を持てます!
長期的な視点で、より確実に成果を挙げることができます!
リスク回避につながる行動が可能になります!
“ いいものだらけ ”の世の中へ
代表取締役 / 創業者
筧田 聡 Satoshi Kakehida
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