スタートアップで1番大切なのは「顧客が存在するかどうか」

スタートアップで1番大切なのは「顧客が存在するかどうか」です!!

 

こんにちは、井畑です。ど頭に一番いいたいことを持ってきました。

 

今回はスタートアップの2つのタイプを紹介し、その上で一番大切な要素、「顧客が存在するかどうか」という事について掘り下げていきます。

 

スタートアップを行う上で絶対に外せない部分ですので、張り切っていきましょう!!

 

やりたいこと先行型とやれること先行型

 

以前、ビジネスが成り立つためには以下の2つの要素が必要だと書きました。

 

1.解決に値する問題は存在するか?
2.自分はその課題への適切な解決方法を持っているか?
 
 
この2つのどちを中心に考えるかで、スタートアップは「やりたいこと先行型」と「やれること先行型」に分かれていきます。
 

1.やりたいこと先行型

「解決に値する問題」を中心に考える場合、やりたいこと先行型なります。

 

「こんな問題を解決したい!!」とか「こんな風に社会に貢献したい」みたいなタイプです。

 

例えば「引退をして技術や知識、時間を持て余している高齢者のために、技術や知識を次世代に伝えるためのコミュニティを作ろう」という感じです。

 

2.やれること先行型

自分の持ってる技術や知識を使う事を中心に考えるのが「やれること先行型」です。

 

例えば「電気工事士の資格を持っているからコンセント増設のビジネスを立ち上げよう」とか、「塾講師をずっとやっていたので、経済的に余裕のない家庭向けの低価格学習塾を作ろう」みたいな感じです。

 

※正確には、自分の提供するサービスの内容によって4つのパターンに別れます。詳しくはこちらをご参照下さい。

あなたはどれ?スタートアップの4つの市場パターン

 

では、ここでもう一度ビジネスが成り立つための要素を確認しましょう。

1.解決に値する問題は存在するか?
2.自分はその課題への適切な解決方法を持っているか?
 
この2つの要素って、「問題がある」→「解決方法がお金に変わる」っていう構図ですよね。
 
つまり、どちらのビシネスの型も「解決に値する問題」が存在しないと成り立たないということです。言い換えると「問題を抱えた顧客」=「自分の商品(サービス)を買ってくれる顧客」が絶対に必要ということですね。
 

顧客の存在、ちゃんと確認出来ていますか??

こんな事を書くと、「なにをそんな当たり前のことを仰々しく書いているんだ」という批判を受けそうです。

 

確かに、どんなビジネスモデルでも、事業計画書でも、顧客について書いていないことなんてありえませんし、顧客については考えこまれています。

 

でも、考え込んだだけになっていませんか??

 

その考えた顧客は本当に存在しますか??

 

その顧客は「仮定の顧客」ではないですか??

 

ここがスタートアップが失敗する一番の理由ですし、スタートアップで一番大切な事です。

 

自分の商品(サービス)に対してお金を払ってくれる顧客がいることを確認出来なければどんな事業計画書も机上の空論でしかありません。

 

実験しかない

では、自分の顧客が存在するかどうかをどうやって確かめたらいいのでしょうか??

 

これは、実験しかありません。

 

どんなに論理的に正しく聞こえても、またどんなに権威のある人の意見だったとしても、実際の市場でどんな結果になるかはやってみないと分からないです。ちょうど天気予報と同じです。どんなに予報をしても実際の天気はその時になってみないと分かりません。

 

自分の製品を構築し、それを市場に出すことで計測をし、その結果を使って学習をしながら顧客を探していきましょう。

 

1回で上手く行くことはまずないと思って下さい。そうやって実際に存在する「解決に値する問題」と「自分の仮定」の差を埋めていき、「適切な解決方法」を提供出来るようになるのが正しいスタートアップです。

 

そして、その「構築」→「測定」→「学習」のサイクルを高速で回すためには「正しい考え方」が必要不可欠です。

 

以前、まんじゅうの実験に関する記事を書きました。

 

そこでは、「間違った考え方は当てずっぽうよりもさらに悪い場合がある」ことを紹介しました。

 

人生は有限です。お金も有限です。いつまでも失敗を繰り返している余裕はないはず。

 

「正しい考え方」と、それを支える「適切な指標設定」が合わさって初めてスタートアップは上手くいきます。

 

みなさんも、がむしゃらに行動する前に正しいスタートアップを研究しましょう!!

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