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起業家の着実な成長を支えている 筧田 です。
いつもご覧いただき、ありがとうございます!
私は阿見の観光ガイドに所属しております。茨城県、県南地域の全観光ガイドが集まる『県南交流会』が年に2回、春と秋にあります。各地のガイドが持ち回りで、研修観光と報告会&会議を行うのですが、今回は石岡市八郷地区の担当でした。
ということで今回は、石岡市八郷観光の話を主にしたいと思います!
集合は石岡市中央公民館
茨城県石岡市八郷地区(旧八郷町)は、東京から70km、関東の名峰『筑波山』の東山麓にあります。
集合は石岡市中央公民館でした。
移動はこちらの石岡のおまつりラッピングバスを使いました。
超本格派ギター文化館
最初に訪れたのは「ギター文化館」。正直言って、八郷に、こんなにギターのすごい施設があるとは思ってもいませんでした。
スペインの偉大なフラメンコギタリスト、マヌエル・カーノ・タマーヨ(Manuel Cano Tamayo:1925-1990)という方に大きく関わる施設です。というのもギター文化館は、カーノさんが長年かけて集めた貴重な18本の銘器ギターコレクション「カーノ コレクション」を納めるために、1992年に茨城県石岡市の小高い丘の上に建設された施設だそうです。
写真のギターは、ヴァイオリンで言うとストラディバリウスに値する銘器だそうで……評価すると1000万を超えるとか。というのも、このギターの製作者アントニオ・デ・トーレスは、現在製作されるクラシック・ギターの原型となるギターを製作した偉人です。ギターのボディを大振りにし、大きなホールで演奏できるようにしました。
現代ギター製作家でトーレスの影響を受けていない者は皆無で、今もなお、多くのギター製作家がトーレスモデルを製作しています。
カーノさんは、写真のギターを含む自分のコレクションを日本に寄贈するにあたって、次のリクエストを出していました。
・18本すべてを収蔵すること
・弾かれない状態での保存はしないこと
この要望に応えるために、このギター文化館はつくられたそうです。ロマンがありますね!
ギター文化館の方は、写真のようにガラスケースの中でおとなしく眠っているギターのことを白雪姫状態と呼んでいるそうです(笑) 今も年に一度、ゴールデンウィークの時期に、ギターは封印から解けて、外に出てプロの手によって演奏されるそうです。
参考:19世紀スペインの至宝級ギターを所蔵する「ギター文化館」
館内には珍しいギターが多数ありました。写真の奥の部屋はギターをつくる工房になっています。
ギター文化館でのメインイベントは、稗田隼人さん(つくば市大角豆出身)によるミニコンサートです!
詳細はぜひ < ギター文化館 公式ブログ > をご覧ください!
このホールもかなり凝ったつくりでした。ドーム型天井の内側全面にギター材にも使われているスプルースが張り付けられているらしく、ギターの生音を響かせる設計だとか。この場と稗田さんの演奏に感動し、秒で稗田さんのCDを購入させて頂きました(笑)……もちろんサインも頂きまいした☆
私もギターを嗜むことがあるので、とても面白い時間と空間でした(・∀・*)♪
瓦塚(瓦窯跡)
次に訪れたのは、とても珍しいものです。瓦塚といいます。瓦用窯の跡です。
この穴は縦方向(写真上方の屋根がある所)に突き抜けており、奥に瓦を並べて手前で火を焚く、斜面を利用した瓦用の窯となっています。現在は窯の上の土が落ちて、埋まってしまった窯もあるのですが、写真のように原型をとどめている窯もあります。
瓦塚は石岡市部原に存在する奈良・平安時代の主に瓦を焼いていた窯跡である。石岡地区にはかつて国府が置かれていた。国府には国分寺や国分尼寺など瓦葺きの建物が多く,瓦を焼く窯が必要であった。現在,国府に瓦を供給する窯跡はかすみがうら市の柏崎窯跡群・松山瓦窯跡,石岡市の金子澤瓦窯跡などが確認されており,瓦塚もそうした瓦窯跡の一つである。
操業年代が100年以上と長期にわたることから,窯跡の基数も20基以上に及ぶものと推定されており,茨城県内でも最大級の瓦窯跡であるといえる。引用:石岡市公式HP
朝日里山学校
朝日里山学校は、廃校となった朝日小学校(昭和30年〜平成16年3月)を活用し、「田舎体験」を通して「食と農」の大切さを伝える観光施設です。(平成20年11月〜)
昼食は八郷だらけ!
八郷で採れたものばかりだそうで……贅沢ですね!
鶏めし
ポテトサラダ(りんご入り)
天ぷら(さつまいも、かき揚げ、しいたけ)
お蕎麦小鉢
豚汁
スイートポテト
めちゃうまな八郷の柿
お茶♪
結構お腹いっぱいになるメニューに、みんな満足でした♪
ちなみに朝日里山学校周辺は、豊かな自然と温暖な気候に恵まれ、農林畜産物が豊富な土地です。特に果樹栽培が盛んで、八郷の柿はとても美味しかったですよ☆
各組織の報告
各団体の詳細情報は省きますが、私がメモした観光ガイドに関わる言葉を共有します。
・あーだこーだ言っていると、外から勝手に情報が入ってくるんだよね。
・ガイドの専門性が高すぎると新人が「自分にはとてもできない」と感じてしまうんですよ。
・名誉会員をつくっているんです。
他にも、会員の習熟度表(スキルマップ)をつくると良いという話がありました。
課外授業:佐久の大杉
帰り際、石岡の観光ガイドの方にオススメのスポットを伺い、阿見のメンバーだけで課外授業に行ってきました。佐久の大杉と呼ばれる場所です。
狭い道を車で進んでいくと、木々がこんもりとしている場所がありました。車は、集落センターの敷地を借りて、停めさせていただきましたが、見る限り、観光客の駐車スペースはないのでご注意ください。
杉は佐久の鹿島神社の裏にあります。と言っても写真の通り、存在感抜群の大杉くんです。
推定樹齢1300年の杉。
改めて八郷ってすごい資源がありますね。高台に高くそびえる杉……少し砕けてる!?
色々とご尽力されているようです。
度重なる落雷や台風等の被害によって、樹勢の衰退が目立つようになたことから、平成9年から12年にかけて、茨城県・八郷町・佐久の大杉保存会・樹木医が一丸となり樹勢回復の治療に取り組みました。
土壌改良、大枝の落下防止のための銅管支柱の取り付け、樹幹の亀裂部分への特殊な樹脂の注入などが施され、現在は着葉量も増加し、緑もますます濃くなってきました。
また土壌改良により発根した多数の細根を保護するために、樹木医の橋本憲二氏から見学者用の歩廊が寄贈されたました。写真にある佐久の大杉の説明板から
佐久の大杉の奥には、美しい田園風景が広がっています。
番外編:足尾山からのパラグライダー
移動の途中、バスの窓から景色を眺めていると……足尾山から飛び立ち、舞っているパラグライダーが見えました。
https://youtu.be/UFJHrlyTC5A?t=55s
こちらも面白そうですね! 私も小学生の頃は空に憧れちゃったりして、夢はパイロットだったので、近々パラグライダーにも挑戦したいと思います☆
以上で、茨城県の地域観光ガイド、県南交流会の報告を終わりにします。
石岡の観光ガイドの方が「ぜひブログにアップしてください」と声をかけてくださったので、こちらも本気で報告させて頂きました。
少しでもこのブログがあなたのお役に立てれば嬉しいです。
ご覧いただき本当にありがとうございました!
“ いいものだらけ ”の世の中へ。
代表取締役 / 起業家
筧田 聡 Satoshi Kakehida
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