地域資源の意味
地域資源とは、
その地域ならではの価値ある資源のこと。
例えば、特産品や観光名所、伝統技術を指します。
2007年に施行された「地域資源法」に後押しされ、
ご当地ブーム、地域おこし、地域ブランドといった地域活性化の試みの中で、
「地域資源を定義し活用していく」という考え方が広まっている。
地域資源法とは
2007年6月に施行された、
「中小企業による地域産業資源を活用した事業活動の促進に関する法律」のこと。
通常、会話の中では、
略称として「地域資源法」、
もしくは「中小企業地域資源活用促進法」と言われています。
この法律の中身を簡単にお伝えしておくと、
① まず各都道府県が地域の産業資源を「地域資源」として指定する
② 中小企業が指定された地域資源を活かした事業として、
主に新しいビジネスの創出(商品サービスの開発)を計画する
※これを「地域産業資源活用事業計画」という
③ 中小企業は②の事業計画を各都道府県を経由して国に提出する
④ 中小企業は国の認可を受けることで補助金などの支援措置を受けられるようになる
⑤ 地域自治体は事業者を通して資源を育むと同時に資源を有効活用することで、
取引や雇用を拡大し地域経済の活性化を実現する
めでたしめでたしーというお話です。
この支援政策は、
事業者や自治体の活動意欲を刺激するものです。
「地域団体商標」という制度と併せて、
地域ブランドを生み出す原動力となっております。
大きく分けて3つの地域資源
各都道府県は3類型から地域資源を認定しています。
現在までに指定された地域資源は、約14,000件に上る。
1.農林水産品
地域の特産物として知名度のある農林水産物や鉱工業品
例えば、野菜や果物、魚、木材など
2.産地の技術
地域の特産物である鉱工業品の生産に係る技術
例えば、鋳物、繊維、漆器、陶磁器など
3.観光資源
地域の観光資源
文化財、自然の風景地、温泉、産業観光、植物、健康増進(ヘルスツーリズム)など
“ いいものだらけ ”の世の中へ。
代表取締役
筧田 聡 Satoshi Kakehida
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