ブランディングと販促の違い

 

※この記事は5分で読めます。

 

みなさんこんにちは! 株式会社Key-Performanceの筧田 聡 (@kakehida) です。

今回は、よくマーケティングや広告の現場で混ざりがちな言葉として、ブランディングと販促の違いを確認していきたいと思います!

 

Q. 皆さんは、ブランディングと販促の違いを説明できますか?

ぜひこのページを通して、説明できるようになっていただけたら嬉しいです!

 

1. ブランディングとは?

ブランディングとは、顧客 (人々) に対して、最も認識 (イメージ) してほしい世界観・雰囲気を伝えることです。

結果として、自分たち「企業・商品サービス・人」の他とは違う個性「らしさ・っぽさ」を理解してもらうことで、人々に自分たちを選ぶ理由を与えます。

顧客が感情的 (Emotional) な価値を感じさせるイメージを提供する場合が多いです。

 

2. 販促 [販売促進] とは?

販促とは、新規のお客様を獲得するための活動です。

顧客の需要に直接応える形で、具体的に「何を」「どこで」「いくらで」売っているのかの情報を見込み顧客 (人々) に伝えることです。

 

3. ブランディングと販促の代表例

ユニクロ [株式会社ユニクロ]

 

ユニクロは、

・ブランディングでは、機能性重視のシンプルな商品と、業界の先頭を走るイメージを提供しています。

・販促では、顧客が直接商品を買いたくなる気持ちを提供しています。

ブランディングと販促の2つを同時に扱うことが事業の面白さではないかと感じる方、マーケティング活動を楽しめる方は、事業内で貴重な存在だと思います!

 

余談

ユニクロでは、ブランディングは外部専門家に依頼し、販促チラシは柳井社長曰く「僕からのラブレターだ」として自社で行っています。

 

4. ブランディングと販促の役割に応じた使い分け方

マーケティングの観点 (事業の全体観) において、ブランディングと販促を上手く使い分け、2つを事業内に同居させることが重要です。 ここでは具体的な使い分け方を確認しましょう。

① 購入者の認識に沿った使い分け

商品販売において、AIDMAという顧客の購入の流れをご存知でしょうか?

AIDMA「顧客の購入の流れ」
A: 注目する
I: 興味を持つ
D: 好感を持つ・欲求が生まれる
M: 記憶・検討する
A: 購入する

なのですが、

ブランディングと販促の役割
ブランディングの役割「注目させ、興味・好感を持たせること」
販促の役割「欲求を生み、検討・購入をさせること」

となります。

 

それぞれの目的を少し言い換えると、

・ブランディングは、「格好良いブランド」だと認識させること
・販促は、「リーズナブルな商品」だと認識させること

です。

それぞれが整合性を取ろうとすると双方の目的を果たせなくなるという声を耳にすることがありますが、ブランディングと販促、それぞれ出す場所タイミングを最適化すれば、それぞれ目的を遂行できると筧田は考えます。

 

② 顧客属性に沿った使い分け

例えば、

・銀座で販売するときはブランディングを多めに発信し、

・郊外で販売するときには販促を多めに発信する。

 

顧客に沿って使い分けをするために……

ブランディングと販促の担当者は、やる内容が違うため、できるなら別にした方が良いです。 というのも、同じ部署や同じ人がやっている事業者さんが本当に多いので。

 

5. 事業の成熟度に沿ったブランディングと販促の割合変化

事業を初めたばかりの方は、ブランディング寄りになりがちです。 自分の想いを形にすることは楽しいですからね(笑)

事業を継続的に成長させるためには、ブランディングによるイメージ強化と、販促による販売強化のどちらも必要となります。

 

まとめ

マーケティングにおいて、ブランディングと販促をバランス良く展開することは、費用対効果の面でかなり重要です。 この記事を参考にしていただき、ブランディングと販促を上手く使い分けてみてください。 難しい場合には、いつでも筧田が相談に乗りますので、お問い合わせください。

ではまた、互いにより強化された状態でお会いしましょう。 筧田 (@kakehida) でした!

 
 

この情報をシェアしませんか?

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


ABOUT US
筧田(かけひだ)
【 “いいものだらけ”の世の中へ。】を理念に、高校の同級生と共に、株式会社Key-Performance を創業し、代表取締役を務める。 「魅力的な起業家の集まりが地元にない!!」ことから、起業茶屋® を立ち上げ、5年で2000名を集客する。 現在は、人間観察サロン™、起業の作戦会議室™に力を入れている。