どうも今日は!
株式会社Key-Performance の筧田です。
簡潔化・KPI(指標)設定の専門家です。
今回は、
私が設定をおすすめするKPIの中で、
上5本に入る指標です。
それは……
従業員の仕事における満足度
従業員満足度はかなり重要な指標です。
顧客満足度と並んで非財務指標の中で最も古くからあるものとされています。
ほとんどの組織が従業員満足度を何らかの形で測定しています。
従業員満足度をおすすめする理由
なぜ重要なのかというと、
従業員満足度が顧客満足度と相関関係の強い先行指標であり、
顧客満足度は同様に利益と相関関係の強い先行指標となっております。
※この2つの関係性は実証されています。
詰まるところ、
従業員満足度がより良いサービスと利益の先行指標となっているのです。
これが私が従業員満足度を最も重視している理由です。
企業を経営をする者であれば、
当然、良い商品サービスを提供して大きな利益を上げたいですよね。
そのために、重要なのが従業員の満足度なのです。
ちなみに従業員満足の前に経営者満足というものもあります。
[ 参考ページ ] 【もっと早くに知りたかった!】注目すべきは経営者満足(MS) から!?
従業員満足度の評価方法
多くの調査現場では、
従業員満足度のことを従業員意識調査と称して行っていると思います。
評価領域
評価領域は、以下のとおりです。
リーダーシップと方向性
コミュニケーション
ラインマネジメント
人材育成の機会
職場環境
設備と環境
雇用・就労条件
満足度調査では、
これらの項目について、
要因分析を行いたいのです。
質問は明確でわかりやすくしましょう。
回答方法
回答方法で最もよく使われるのは、
リッカート尺度と呼ばれる5段階評価です。
「非常に同意できる」から「どちらとも言えない」、
「全く同意できない」までを5点満点で評価するというものです。
リッカート尺度は聞いたことないかもしれませんが、
日頃回答しているアンケートはほとんどこれですよね。
数値化
5点満点の質問であれば、
この式によって100点満点で評価することができます。
分析
評価頻度
基本的に従業員に対して1年に1度で良いと思いますが、
グループを分けて、複数のタイミングで評価するのも良いかもしれません。
というのも、時期によって変化する満足度を把握するためです。
これもより適切な改善策につながります。
収集・評価システムとコスト
回答者の匿名性が保証されていることが重要です。
可能ならば外部機関を利用する方が良いでしょう。
内部で行う場合、
最初にアンケートと分析評価のシステムをつくっておけば、
長期的には費用も労力もかからないものです。
また、分析・評価については、
性別、年齢、役職(責任水準)、部門、場所などで分類して行うことが、
今後の満足度を生み出すために重要です。
目標と改善
前年比や長期的な比較、現状共有を行い、
実際に満足度の改善策を行うことが重要です。
調査に対して改善を行っていることを実感できれば、
従業員の回答率が高まり、改善策への協力体制も生まれます。
逆に改善策を行わなければ、調査への回答率も下がるでしょう。
注意点
給与や仕事の楽さに満足しているかを調査しても、
自発的な活動にはつながりません。
自発的な活動を生み出すという視点を持って、
満足度に対する調査改善を行うことを強く推奨します。
以上、従業員満足度の評価・調査方法でした。
“ いいものだらけ ”の世の中へ。
代表取締役
筧田 聡 Satoshi Kakehida
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