変なたとえ話をするときは、相手ではなく自分を使う。
ある営業マンからそんな話を聞いたのは、もう5年以上前の話。
今回はそれを活かして……
起業する前に知っておきたいお金の話
1.物語の設定
物語は、この地球上に筧田くんと井畑くんの2人しかいないという設定で始まります。
ここには1万円札が1枚だけあります。井畑くんがそれを持っていました。
つまり全体の富は1万円です。
ざっくりいうと、お金は価値であり、財産であり、富です。
2.価値交換の成果
筧田くんは1万円がほしかったので、
井畑くんのためにお家をつくって売りました。
井畑くんはそのお家を1万円で買ってくれました。
結果、筧田くんは『1万円札』を手に入れました。
井畑くんは1万円札を渡した代わりに『お家』を手に入れました。
この時、全体の富は2万円です!
あれ?っと思った方も多いかと思いますが、計算式は……
筧田くんが持っている1万円札 + 井畑くんが持っている1万円相当のお家
= 2万円……となります。
3.価値交換の成果 part2
井畑くんは再び1万円札が欲しくなり、
筧田くんのためにお家をつくって1万円で売りました。
結果、井畑くんは『1万円札』を再び手に入れました。
筧田くんは1万円札を渡した代わりに『お家』を手に入れました。
この時、全体の富は3万円です!
計算に使う財産は次の3つです。
・筧田くんが持っている1万円相当のお家 ←New!!
・井畑くんが持っている1万円札 ←Again!!
・井畑くんが持っている1万円相当のお家
これで合計、3万円となります。
最初は1万円しかなかったのに、
生産と提供によって富は3万円に増えました。
お金の物語のまとめ
つまり、1万円札が行き来する度に、
筧田くんと井畑くんの手元に『価値あるもの=財産=富』が増えていった、
つまり、お金が行き来するたびに全体の富が増えていったということです。
お金の物語の後日談
2人は、手元にある財産を担保に、1万円札をつくりました。
これまで以上に多くのお金が2人の間を行き来するようになりました。
結果として、価値あるものが多く生産され、財産として多く手元に残るようになりましたとさ。
めでたし、めでたし!
お金の話の注意点
実はこの話、
お家という手元に価値が残るものを使った場合の説明でした。
これは財産の考え方が、
手元に価値が残るものを基準としている世の中だからです。
しかし実際の価値あるものには、
精神的に価値があるものも含まれると思います。
たとえば、
美味しい食べ物、愉しい体験・思い出、未来を生み出す人脈、貴重な旅、新しい学び……
これらは充実感のある日々、豊かな人生につながっていますよね?
これらを踏まえてまとめると、
価値を交換するほど全体は豊かになっていくということです。
起業家なら、売りましょう。
なぜなら売上が、相手に価値を提供できたかの指標となるからです。
あなたが売った分だけ、相当する価値を誰かが受け取ったということです。
これすなわち、社会全体を豊かにする手段であります。
あなたが生産し商品サービス提供するほど、全体の富は増えていきます。
参考情報
貧乏になる理由 ▷ あなたが「生産し商品サービスを提供」していないから。
“ いいものだらけ ”の世の中へ。
代表取締役
筧田 聡 Satoshi Kakehida
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