起業家の才能を100%引き出す専門家、筧田 (@kakehida) です。
私たちが主催している起業茶屋®で起業者から話を伺っていると、成功の実感を得たことがない方や理想の状態が思い描けていない方は本当に多いです。 この状態って、結局、何が楽しくてやっているのかがわからないということにもつながりますし、自分が前進しているかが疑わしく思える理由になったりもします。 つまり起業シーンにおいて悪影響を及ぼすということです。 今回の記事を通して、成功を実感するための要素をお伝えし、理想の状態を思い描いていただけたら張り合いのある日々が生まれると思っています。
導入:起業家が意識すべき4つの成功の要素とは……
人生は1つの測定基準で評価することはできません。 多様な尺度が必要です。 幸福の測定基準として、ローラ・ナッシュ [Laura Nash] と ハーバード大学のハワード・スティーブンソン教授 [Howard H. Stevenson] の調査結果から、4つの必須要素があることが明らかになりました。
この調査結果を参考に、今回の記事の結論を先にお伝えすると、
です。
※念のためですが、この記事は私の意見ではなく、科学的に根拠のある研究結果に基づいて発信するように心掛けております。 では早速、順に詳しく解説していきたいと思います。
※これからお伝えする4つの項目に対し、自分だったらどう取り組んでいこうかと、イメージしながら話を追うことで、この記事を有効活用できます。
1. 幸福感を味わうこと
楽しむ
幸福感を分解すると、喜びや満足感です。 ざっくりとまとめると、日々の活動を楽しみましょうということです。 折角、起業したということであれば、ぜひ自分の選んだ仕事から喜びと満足感を得ましょう。 すっごく当たり前のことを言っているのですが、これが意外とできていなかったりします。 まずは仕事をちゃんと楽しむことです。
楽しむために……
楽しむ方法は人によりますので、自分を分析することが大切です。 例えば、人と話をすることが楽しみという人もいれば、裏で自己研鑽することが楽しみという方も、チームで一致団結して仕事をこなすことが楽しみな人もいると思います。 自分が何に楽しみを感じるのかを理解して仕事を設計することがポイントになります。
2. 達成感を味わうこと
他よりも優れる
仕事における達成感として、ポイントとなるのが、何らかの点で他よりも優れるということです。 これは難しいことですが、起業家であれば、ぜひ他よりも価値あるものをお客様に提供して、達成感を味わってほしいと思います。 他と比較するというのは、多かれ少なかれストレスを生むのでやり方には注意が必要かと思いますが、達成感を味わうという点では、意識しやすい方法です。
目標達成
自ら目標を立てて、その目標を達成していきましょう。 私がよく現場で言っているのは「日々、小さな成功を重ねましょう!」です。 これは達成感を味わうための言葉だと思っています。
3. 自分の存在意義を感じること
お客様や関係者を喜ばせる
起業家が存在意義を感じるのは、身近な人々を喜ばせているときです。 起業家であればぜひ、お客様と関係者を同時に喜ばせましょう! 関係者とは、仲間や株主、支援者、家族などなど。 もちろん併せて自分のことも喜ばせられたらすごいと思います。
4. 人を育成すること
他者に自分の体験を伝える
自分の体験したこと、その事実はもちろん「サンプル数1として捉えた上で」ではありますが、人に惜しみなく伝えていくことで、その人がより効果的に成果を出せるって、それは素晴らしいことだと思います。
副産物:教えることで自分の認識も整理できる
人を育てようとして、自分の知恵や体験を伝えることで、自分の考え方も改めて整理できます。 真っ当に人に役に立とうと考えて、教えたことのある方だと納得して頂けると思いますが、教えること・育てることの1番メリットがあるのは自分だったりします。
注意事項
これら4つの項目のイメージは、そのときの状況、年齢によっても、変わっていくものだと思います。 それでも、現在の価値観を見える化するという意味で、定期的に今回取り上げた4つの項目の理想のイメージを確認した上で、日々の活動に取り組んでいくことが重要かと思います。
まとめ
2. 達成感を味わうこと
3. 自分の存在意義を感じること
4. 人を育成すること
いかがでしたでしょうか? 今回の記事を通して、起業家として張り合いのある日々を送っていただけたら幸いです。 それは結果として、お客様や社会により大きな価値を提供することにつながると信じています。 ではまた✨
2. 達成感を味わうこと
3. 自分の存在意義を感じること
4. 人を育成すること