井畑です。
情報発信が苦手な人に共通する悩みが、「何を発信していいか分かんない〜」というものです。発信する内容が無くなっちゃうんですね。
こういう人たちには共通する3つの「ない」が存在します。
①発信のスタンスがはっきりしてない
②発信のゴールが分かってない
③インプットが足りない
これらのないを解消しないと、継続的に情報発信をするのは無理です。
「情報発信したいけど、なに発信していいか分からないんです〜〜」って言う人はだいたい次のような状態。
— 井畑太佑 Key-Performance inc. (@ihata1567) May 25, 2020
①発信のスタンスがはっきりしてない
②発信のゴールが分かってない
③インプットが足りない
この3つの「ない」を解決しない限り情報発信はうまく行かない。
3つの「ない」がなぜいけないのか?
3つのないは一つ一つが情報発信において致命的な欠点になってきます。しかもこれらは合併症のようにそれぞれリンクもしているので最悪です。
1つずつご説明します。
発信のスタンスが分からない人は、自分のスタート位置が分かっていないのと同じ。どの立場で発信すべきかが見えていない。
— 井畑太佑 Key-Performance inc. (@ihata1567) May 25, 2020
発信のゴールがない人は、目的地もないのに歩き出したようなもの。いつまで経ってもどこにも行き着かない。
インプットが足りない人は論外。空の水筒から水は出ません。
発信のスタンスがはっきりしていない。
発信のスタンスがはっきりしていない人は、自分がどの立場から情報発信をするか分かっていない人です。
例えば「ブログの書き方」についての発信も「プロブロガーとしての発信」と「初心者ブロガーとしての発信」で全然内容が変わりますよね。
このケースは「ある分野のことを一生懸命勉強したけど、まだ誰かにサービスを提供したことがない人」に特に多いです。いわゆる「セミプロ」属性の人ですね。
情報発信って、発信する内容が頭にあって、それを文字や言葉に置き換えることですよね。
その発信する内容って、大雑把に要素を分解すると
- 誰から
- 誰に
- どんな情報を
- どんなふうに
ってふうに分かれます。だから、自分の立ち位置が決まらないと「誰から」と「どんなふうに」が決まらないんです。これじゃどう発信していいか分からないですよね。
発信のゴールが分かっていない
何のためにやっているのか分からず、「とりあえず必要そうだから」とか「広報する媒体がないと!」とかの理由で情報発信をすると、やっぱり途中で書けなくなります。
目的地もなく歩き続ける事は不可能ですよね?
さらに、情報発信では「発信全体の目的」と「1つ1つの発信の目的」をそれぞれ設定する必要があります。
受験勉強でいうと「○○大学に合格する」が全体の目標、「そのために今日は何を勉強する」が一つ一つの目標になります。
発信のゴールには「発信全体の目的」と「一つ一つの発信の目的」をそれぞれ設定する必要がある。
— 井畑太佑 Key-Performance inc. (@ihata1567) May 25, 2020
落とし所を明確にすると言うことは、言い換えると自分の「主張」を明確にするということ。
その発信で伝えたいことはなにか?受け取った人にどうなって欲しいか?
インプットが足りない。
これはですね………一番重症です。
空の水筒から水が出ないのと同じで、インプットのないところにアウトプットはありません。
しかもインプット不足の人は、アウトプットが出来ないよりもっと重篤な症状を抱えているケースがあります。
自分の好きなことや興味のあることって、調べますよね?もっと知りたくなりますよね?もしインプットをしたいと思わないんだとしたら、それはその分野に「興味がないこと」のサインかもしれません。ぶっちゃけヤバいです。廃業の危機です。
情報発信においてインプット不足っていうのは実は一番深刻な問題。
— 井畑太佑 Key-Performance inc. (@ihata1567) May 26, 2020
興味のあることって自分からどんどん調べるじゃないですか。それが出来ないって事は、その分野に本当は興味がない可能性が出てきます………
インプット不足で悩む人はまずは自分の興味の源泉を掘り当てる事から。
どうやったら改善出来るか?
ここで文章を終えるとただ不安を煽っただけになるので、1つずつ改善の方法をご紹介します。
発信のスタンスをはっきりさせる方法。
発信のスタンスを決めるために重要なのは、「自分は何者であるか?」を明確にすること。
— 井畑太佑 Key-Performance inc. (@ihata1567) May 25, 2020
どんな性格?
どんな経歴?
どんな価値観?
どんな専門性?
どんな野望?
これがはっきりすると「どの立場から誰に対して情報を発信するのか?」がきちんと決まる。
発信のスタンスを決めるためには、自分が何者であるかをはっきりさせましょう。
自分はどんな性格なのか?
いままでどんな経歴だったのか?
どんな価値観を持っているのか?
どんな専門性があるのか?
どんな野望を叶えたいのか?
という点を掘り下げて決めていきます。
このワークをやる時には、必ず第三者に結果を確認して意見をもらってください。
なんでかっていうと、人間は自分の都合のいいことにしか意識がいかないように出来ているので、「○○な自分になりたい」と思っていると、自分の中のその属性の部分しか思い浮かばなくなります。
最初はいいんですが、ありのままの自分とズレているとすぐに「あれ、自分どんなスタンスで発信すればいいんだろう?」って状態になります。必ず何人かから意見をもらってください。
発信のゴールを決める方法。
一番わかり易いブログを例に説明します。
ブログはWeb上での僕たちの分身として、お客様対応をしてくれます。詳しくはこちらを御覧ください。
//key-performance.jp/blog-building/
だから、ブログ全体としては
・どんな顧客対応をするか?
・お客様に何をしてもらいたいか?
・お客様からどんなイメージをもたれたいか?
を追求しないといけません。
僕たちのブログであれば……
・どんな顧客対応をするか?→科学的根拠のある回答を的確に行う。
・お客様に何をしてもらいたいか?→自分たちを信頼してもらって、継続サービスを購入してもらう。
・お客様からどんなイメージをもたれたいか?→専門性の高い人たち。きちんと活動実績のある人。
っていう目的があります。この目標に沿って一つ一つの記事の目的を決めていきます。
一つ一つの記事では「この記事は何を伝えたいか?」を明確にします。つまり「主張」をはっきりさせるんです。
記事を書き出して途中で何を書いているのか分からなくなる人は、結論がないまま文章を書き出しているんです。
結論のない情報発信は無駄です。
記事の書き方についてはこちらをご覧ください。
//key-performance.jp/cant-write-a-blog/
インプット不足を解消する方法。
インプット不足の原因は根深いので、根本的解決には自分を見つめ直す時間が必要なのですが、ここでは簡単にインプットを促進する方法を紹介します。
人間の脳は、「穴埋め」がすごく好きなんです。クイズがあったら答えたくなるしじゃないですか?
だから、その習性を利用します。
例えば本だったら「目次」を読んで、内容を予想します。そして、その内容の答え合わせをするために本を読みます。
先に自分で「埋めたくなる穴」を作ってしまって、その答え合わせをしていくんです。
もう少し詳しく説明すると、常に「疑問」を持っているかどうかが重要です。何かを知りたい時って、「これはどうなっているんだろう?」って気持ちですよね?
その疑問を見つける癖をつければ、インプットは自然と行われます。
まとめ:情報発信は特別なことじゃない。
今回の記事で上げた3つの「ない」って、実はビジネス全体にも深く関わっていることですよね。
だから、これがすでに出来ている人は、コツさえ掴めば簡単に情報発信出来るようになります。
逆に、自分の「ない」に気づけたなら、情報発信を通じて自分のビジネスをアップデートすることも出来ます。
ぜひ情報発信を通して自分の提供価値も磨いていってください。
情報発信っていうのは何か特別な事をやるんじゃなくて、自分の提供している価値を情報として出していくだけなんです。
— 井畑太佑 Key-Performance inc. (@ihata1567) May 26, 2020
だから、もし出すのに苦労するとしたら、そもそもの提供価値を見直さないといけないかも知れません。
むしろ、発信を見直す事で提供価値そのものの見直しになるケースも多いです。
↓ビジネス行うなら絶対に必須のブログの取り組み方はこちら!↓
//key-performance.jp/blog-building/
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