意識高い系の生き残り戦略。これから勝敗を分けるのは「ディグる」能力。

井畑です。

Twitter、意識高い系ツイートで大洪水してますね。もはや意識高くない発言をする人の方が少なくなってきた気すらします。

でも、意識高い系が増えまくったので当然「意識高い系の発言」はもはや「通常の意識レベル」となり、意識高い系とは言えなくなってきました(ナニイッテンダ)

なので、これから先も意識高い系としてのポジションを確立し競争優位性を得たいなら、「超意識高い系」にならないといけませんが、これがなかなか難しい。

と、言うことで今回のブログは意識高い系の人が「超意識高い系」として生き残るための戦略「ディグる能力を鍛える」ことについてお話します。

YouTubeでも発信中!

みんなインフルエンサー教の布教員

現在の意識高い系のツイートは、だいたいみんなおんなじこと言ってます。それもそのはず。みんなだいたい共通のインフルエンサーの言ってたことをパクってそのまま発信しているんです。

要は、みんな揃って共通の「インフルエンサー教」の布教活動をしているわけですね。当然布教内容は同じになるし、それで特をするのは布教する人ではなくて大本の人。

つまり布教する人が増えすぎたインフルエンサー教をこれ以上布教しても、自分に返ってくるメリットはないんですね。(布教員が少数のときはいいポジションになれます。例えばキリスト教では「パウロ」ってみんな聞いたことくらいはありますよね?あれはキリスト教の初期メンとして活躍したからです。)

だから、僕たちが次に取るべきスタンスはインフルエンサー教を布教することではなく、自信が教祖となりオリジナルの布教をすることです。

オリジナルの布教をするための「ディグる能力」

でも、ここで反論が聞こえてきそうです。

「インフルエンサーとしてオリジナルの考えを発信する?やれるもんならやってるよ。それが出来ないから他の人の言っていることをパクってんじゃね〜か。」

まったくもってそのとおりです。オリジナルの考えを持つ能力が無いから人のパクリで生きていくしかなくなるんです。

だから、オリジナルを生み出す能力を身に着けましょう。それが「ディグる能力」です。

「ディグ」とは「掘り下げる」って意味の英語です。僕は情報を掘り下げるって意味で使っています。例えば「ティール組織」という本を読んだときに、その本だけで満足せずに元ネタとなった「インテグラル理論」という本まで深堀りして読んで見るとかですね。

なんで「ディグる能力」が高いとオリジナルの発信が出来るのか?

メンタリストDaiGoとオリラジのあっちゃんを例に取って説明します。

二人ともYouTube界では飛ぶ鳥を落とす勢いのYouTubeです。でも、あのYouTubeで発信している内容って、基本的にどこか別に情報ソースがあって、それを簡単にまとめているだけなんですよね。

とにかく情報がわかりやすくまとまっていて、それがわかりやすく伝えられることがあの人達の競争優位性なんですが、あれの第一歩が「ディグる」こと。つまり情報を深く掘り下げることなんです。

例えば、歴史の授業で単語や年表を覚えるのがメチャメチャ苦手だったけど、全体像を説明してくれる先生に出会って一気に歴史が得意になったってエピソードを聞いたことがありませんか?

人間の脳って、納得感のあるストーリーを受け取りやすい作りになっているんです。だから、全体像に触れながら情報通しの繋がりを説明してあげると、「分かりやすい!」と感じてくれます。

つまり、情報ソース自体はみんなが手に入れられるもの(本やネット)でも、その情報同士の繋がりを深く調べ、全体像を公開してあげることでみんなからあたかも「オリジナルの情報」を公開しているかのように感じてもらえます。

インフルエンサーはもともとみんな人のパクリ

DaiGoとあっちゃんだと「情報まとめ」感が強いですが、結局どのインフルエンサーもこれをやっています。

今インフルエンサーとして意識高い系で売っている人も、もともとは別の誰かが言い出したことを自分なりにアレンジして発信している。このアレンジってのも自分で新しいものを生み出したのではなく、すでに存在する情報を組み合わせたものです。

つまり「ディグって」みんなが納得するストーリーを作り上げたんですね。

表面では見えない「裏の仕組み」を公開する

言い換えると「裏の仕組み」を公開してあげると人間って喜ぶんです。DaiGoもあっちゃんも、情報を簡単に説明しながらも「実は〇〇ってこういうことだったんですよ」的な魅せ方をしています。

一番簡単な「ディグ」の練習は「参考文献リスト」を調べること

では、実際に「ディグる」能力を高める方法ですが、一番簡単なのは「参考文献リスト」を調べてみて、興味のある本を読んでみることです。

本の参考文献ってのは、当たり前ですが著者が本を書く際に参考にしたものです。参考文献を読んでいくことで「筆者は何を考えてこの本を書いたのか?」というように、著者の思考をトレースする訓練になります

言い換えると著者の「裏の仕組み」を読み取る訓練ですよね。

これを訓練していくと、情報を得たとき「この情報ソースはなんだろうか?」「どんな思考でこの本を書いたのだろうか?」「この本を書いた裏の目的はなんだろうか?」という問が生まれてきます。

その問に答えていくことが「ディグる」能力なんです。

つまり「ディグる能力」ってのは「質問力」と「調査力」が合わさったものなんですね。

「ディグる能力」は情報発信のみならず、思考が必要なすべての分野に応用出来ます。

現在「あっ、俺意識高い系だな〜」と思っている方は、表面的な情報をパクることから卒業し、ディグりまくってオリジナルの情報発信をしてみてください!

この記事を読んだあとにやって欲しいこと

①最近読んだ本の「参考文献リスト」に目を通す

②そのリストの中から面白そうな本、もしくは論文をピックアップする

③実際に読んでみる

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