井畑です。
「悩んでいても答えは出ない!」ってよく言うじゃないですか。あれ、本当だったっていう研究結果が実は今から17年前に科学的に証明されているんです。
悩んでいる状態をいち早く脱出したかったら…
①とにかく楽しいことをやる
②出来るだけいろんな経験をする
っていう2つをやるといいんですが、それを同時に出来るのが「散歩」でした。今日の記事は「散歩最強説」についてです。
「悩んでいても答えは出ない!」ってよく言うけど、これ17年前から科学的に証明されていた。
いち早く悩みから脱出するには…
①とにかく楽しい事をやる
②出来るだけいろんな経験をする事が必要。
— 井畑太佑 Key-Performance inc. (@ihata1567) May 29, 2020
「悩んでいる」ってことは、脳が答えを出せていないってこと。
悩んでいる状態って、
問題にぶち当たる→直感的に答えが出ない→よく考えても答えが出ない→どう解決すればいいのか分からない=悩む
っていう順番で出来上がる。
よく考えても分からないんだから、その時の自分の頭だと答えが出ない物事が悩み。
— 井畑太佑 Key-Performance inc. (@ihata1567) May 29, 2020
人間の脳は問題にぶつかった時に、2段階に分けて処理をしようとします。
1段目は「直感的・連想的に高速で動く」システムです。このシステムは今までの経験を元に瞬時に「最適解」を探してくれます。しかし、答えが見つからないと答えの根拠を「好き嫌い」などの感情に求める、ちょっと困ったシステムでもあります。
1段目のシステムで答えが出ないと、今度は「論理的にゆっくりと動く」システムが解決に動きます。これは僕たちが「思考」と読んでいるシステムです。
悩みっていうのは、この2つのシステムのどっちも答えを出せない状態のこと。
解決するには脳に「新情報」を与える。
悩んでいるっていうのは、脳が「現在の情報量じゃ解決出来ません、お手上げです。」って悲鳴を上げている状態。
だから新しい情報をたくさん脳にインプットする方がいいんですが、この時出来るだけ「楽しい気分で」情報収集することをオススメします。
どうして「楽しい気分で」情報収集した方がいいのか、例を出して説明しますね。
例えば、「ずっと友達だと思っていた男の子から告白された。好きって意識したことはないけど決して嫌いではない。これって付き合うべき?」みたいな悩みを解決しようとします。これ、「友達 彼氏 違い」とか「友達から彼氏 上手くいく」とかでググって、いろんな人の体験談を読んだとします。
でも、「2X+3=5」のXの中身を求めるように「このパターンだったらこれが唯一絶対の正解」って答えはどこを調べても出てこないですよね。結局自分の頭で答えを出すしかない。
この時に僕たちに解決策を与えてくれるのは、実は「直感」なんです。さっき説明した1段目のシステムですね。
よく考えても分からない以上は、情報量を増やすしかない。
人間の脳にはいろんな情報を無意識の領域で混ぜ合わせて、問題に対しての答えを出すっていう素敵なシステムが備わっている。
だから、そのシステムが効果的に働くように出来るだけ新しい情報を入れてあげるといい。
— 井畑太佑 Key-Performance inc. (@ihata1567) May 29, 2020
脳の直感は「ポジティブ」な時に働く。
僕たちの脳は頭の中に入れた情報を無意識領域でつなぎ合わせて、問題に対する答えをだしてくれる事があります。これを直感とか思いつきっていいます。
この直感とか思いつきって、ネガティブな状態よりもポジティブな状態のほうが効果的に作用することが2003年に出た「Emotion and Intuition」という)論文で証明されています。
簡単に説明するとこんな感じ。
僕たちは悩みに直面したら出来るだけ楽しい気分になっていたほうが、早く解決策を見つけられるって事ですね。
そして、ポジティブであることも大切。
直感のシステムは「ネガティブ」な時に比べて「ポジティブ」な時の方が2倍働きやすいって実験結果がある。
悲しい気分になっていると、直感的な作業を全くこなせなくなったという研究結果もある。
— 井畑太佑 Key-Performance inc. (@ihata1567) May 29, 2020
一番いい解決策は「散歩」をすること。
悩みを解決するには、
①とにかく楽しいことをやる
②出来るだけいろんな経験をする
ことがいいのですが、①が難しい。悩んでいるときに楽しい気分になれないのが普通ですよね。
その難しさを簡単に解決してくれるのが「散歩」なんです。
散歩の効能はこんな感じ↓
悩みを解決するためには…
①とにかく楽しい事をやる
②出来るだけいろんな経験をするの2つを満たすことが必要なんだけど、これを同時に出来るのが「散歩」なんです。
— 井畑太佑 Key-Performance inc. (@ihata1567) May 29, 2020
散歩をすると、いろんな情報を手に入れる事が出来ます。
その日の天気の様子や交通量や人の立ち話など、脳が喜ぶ「ランダムな刺激」を手に入れるのに最適。
— 井畑太佑 Key-Performance inc. (@ihata1567) May 29, 2020
しかも散歩にはセロトニンって脳内物質を分泌する効果もある。
セロトニンには…
・精神安定
・ストレス緩和
・注意力向上
・アイデアを生み出しやすくする等の効果もある。完璧。
— 井畑太佑 Key-Performance inc. (@ihata1567) May 29, 2020
ベートーベンやカントやディケンズなど、散歩を習慣にした偉人は枚挙に暇がない。
僕自身も散歩を習慣にしてから明らかにブログを書く効率が上がった。
— 井畑太佑 Key-Performance inc. (@ihata1567) May 29, 2020
ねっ、散歩最強でしょ?
まとめ:「迷ったら散歩」の習慣をつける。
「悩んだ瞬間にとりあえず散歩」っていう習慣を身に着けられれば、悩まなくてすむしアウトプットの質も向上する。
コロナの蔓延でなかなか外に出づらい日々ですが、工夫しながらぜひ試してみてください。
— 井畑太佑 Key-Performance inc. (@ihata1567) May 29, 2020
【実験内容】
被験者に「3つの単語の共通点を見つける連想ゲーム」をさせる。
被験者は3つの単語を見て、関連性が「ある」か「ない」かを2秒で判断する。
回答時間は2秒なので、思考をしている暇はない。=直感によって判断
被験者は、実験前に「楽しいことを考えた」グループと「悲しいことを考えたグループ」に分かれている。
【実験結果】
「楽しいこと」を考えたグループは、「悲しい事を考えたグループ」に比べて、回答率が2倍上昇した。