こんにちは、井畑です。
Twitterのクソリプ、うざいですよね。
イケダハヤトさんが、「結局金かよ」というクソリプを受けて
「金だよアホ」とやり返した動画は面白くて笑ってしまった。
その通り。— SAM (@netdemoukeruSAM) November 24, 2018
クソリプに共通するのは「揚げ足取り」です。相手の言ったことの一部だけを引用して拡大解釈をして批判をしようとするやり方。
こういう論法のことを「ストローマン論法」日本語では「藁人形論法」といいます。
みなさんがクソリプに心蝕まれる前に、対抗策の第一歩として「ストローマン論法」ってなにかをご説明します。
ストローマン、または藁人形論法という言葉を初めて知ってスッキリした!
— 宇多田ヒカル (@utadahikaru) July 17, 2018
ストローマン論法とは?
ストローマン論法の一番簡単な例は「一休さん」です。
「このはし渡るべからず」と書かれている橋の真ん中を渡り、「この端を渡るなと書いてあったので、真ん中を渡った」という逸話は有名ですね。
一休さんのこのトンチのロジックをもう少し詳しくみていきましょう。
一休さんのロジックは「情報の一部切り出し」と「別の解釈」
一休さんがトンチで何をやったのかというと、「情報の一部切り出し」と「別の解釈」です。
今回であれば「このはし渡るべからず」の「はし」という単語だけを切り取って、情報発信者は「橋」の意味で言っていたことを「端」と解釈することで相手を出し抜きました。
ここで重要なのが、普通「橋」の前に「はし」と書いてあったら、それは「橋」として認識するという「一般常識」があります。一休さんの場合はこの常識にとらわれなかったことが「賢さ」としてもてはやされていますが、クソリプの場合は「てめ何言ってんだ?」という内容になります。
ストローマン論法の例
例えばストローマン論法の例としてこんなものが挙げられます。
どうです、記者会見とかでこういうの見たことありませんか?
これはBさんの「即時の健康被害はない」というコメントだけを切り取り、そこに「即時の健康被害はない=長期での健康被害はある」という解釈を勝手に加えて責めているだけです。
実際に「即時の健康被害がない」ことと「長期での健康被害はある」ことはイコールではありません。科学的調査が必要です。にもかかわらずAさんはBさんの発言を切り取り、そこに根拠のない解釈をつけて責め立てています。
これがストローマン論法です。
https://twitter.com/hamwrite30/status/1183002851322159105?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1183002851322159105&ref_url=https%3A%2F%2Fhamwrite.com%2Fstrawman-argument
ストローマン論法に対処するには?
ストローマン論法って、結局は「論点ずらし」なんです。
だから、対抗するには「徹底的に自分の主張にこだわり、論点がブレているならそれを指摘する」のがいいです。
逆をいうと、「自分が何言いたいのかよく分かっていない場合」にはストローマン論法の餌食になる確率も高いということですね。
主張のこだわれる発信をするためには
- 論点をはっきりさせておく
- 根拠となる情報をはっきりさせておく
ことが必要です。
これをやっておくと、ストローマン論法やってこない相手に対しても説得力のある情報発信が出来るのでオススメです。
A:「iQOS」の健康被害について、本当に安全なのか?
B:研究の結果、健康被害について、即時の影響はない。
A:即時の影響はないということは、長期的に見たら影響があるということじゃないか。