上司に好き嫌い?あるに決まってるから嫌いな上司からはおとなしく逃げよう

こんにちは、イハタです。
 
独立を悩んでいる方に朗報です。合わない上司がいるけど「自分が気に入ってもらうように努力しなければ!」と思っていませんか?それ、社会的なマインドコントロールの結果なので、今すぐ呪縛から開放されて自分を肯定しましょう
 

「努力が認められて上司に気に入られた!」はただの美談

 
このストーリーが正しいと錯覚してませんか?
 
日本は昔からドラマでも映画でも「最初は嫌われてたけど、自分が一生懸命努力していたら最終的には上司も認めてくれてハッピーエンド」なストーリーが好まれてきました。
 
まずは、なんでこのストーリーが好まれてきたかを考えましょう。日本は高度経済を遂げるために、各企業で「労働力の確保」を行う必要がありました。そのために導入されたのが「終身雇用制・年功序列賃金・労働組合(企業別労働組合)という、いわゆる日本型経営の三種の神器と呼ばれる制度でした。
 
この戦略が日本の高度経済成長をバッチリ成功させ、逆に社会がどんどん成長するから「頑張った分だけ自分に帰ってくる」世の中だったんですよね。つまり三種の神器によって作られた社会が逆に三種の神器を強化していました。

ちなみにこの三種の神器を用いた経済は別名「日本型社会主義」とも呼ばれます。
 
何が言いたいかって言うとですね。バブル崩壊(1991年〜1993年)くらいまでに働くことに対する意識形成が終わってしまった人たちにとっては「会社は定年まで勤めるのが当たり前」なんですよ。それが日本で暮らすには一番幸せなんですから。
 
「会社は定年まで勤めるのが当たり前」と考えている人にとっては「会社を辞める」ということは最初から選択肢にありません。辞めたら社会的にも金銭的にも負け組ですから。
会社を辞める選択肢はない。でも当然嫌な上司やうまくいかない人間関係は存在する。こんな環境において人々が求めたのが「最初は嫌われてたけど、自分が一生懸命努力していたら最終的には上司も認めてくれてハッピーエンド」なストーリーなんです
 
さあ、長ったらしくなりましたが結論を言いましょう。「最初は嫌われてたけど、自分が一生懸命努力していたら最終的には上司も認めてくれてハッピーエンド」というストーリーは、「会社を辞める」という選択肢を持たない人たちが精神衛生を保つためにもてはやした美談だす。迷信だす。まやかしだす。アダモステ。


 

上司に合わせるよりも自分のパフォーマンスを上げる方を優先すべき


終身雇用も年功序列もなくなって、これからの社会でより中心となるのはどんな考え方か?もちろん「成果主義」です。
この「成果主義」とは単なる「実力主義」ってだけでなくて、どれだけ「個人・もしくはチームとして会社に利益を上げられるか?」ということです。
 
もちろん終身雇用・年功序列の世の中でも「成果主義」は色濃くありました。成果を出せたほうが出世してよりよい地位とお金をもらえます。
 
決定的な違いは「転職・独立の選択肢の有無」です。上でも話しましたが、転職の選択肢がない時は「自分が会社に合わせる」しかありません。だから上司や環境に自分をあわせる必要がありました。
 
でも、今はそんな事ありません。転職が一般的となり、フリーランスや起業も選択肢に上がっています。さらにはAIの進化で、いやいややるような仕事ではすぐにAIや他の人間に取られてしまいます。
 
だから、人間関係で無駄にストレスを抱えるくらいならさっさと転職したり独立したりしてもっとパフォーマンスを発揮できる環境を整えるべきなんです。
 
会社には平気で人のストレスのもとになる人もいます。しかも悪気なく。そんな人達に変わってもらうのは非常に難しいので、さっさと撤退しましょう。


 

人に流されてしまう人はロジカルシンキングで護身するンゴ

 
てか、自分は悪くないのにこんなふうに社会の迷信にとらわれてませんか?
社会の迷信はいたるところに存在して、自分で考える力のない人を食い物にしてます。
 
だから身を護るためには社会の枠組みを見極める能力、すなわちロジカルシンキングが必要になります