形式知 〜組織の知性を未来につなごう〜

 
こんにちは!
株式会社Key-Performance 代表の筧田です。
 
今回は、組織の知性を未来につなぐための合言葉「形式知」を紹介します!
永続する組織を経営するには絶対に必要な内容なので、必ず押えていてください!
 

形式知とは

文章や図表、数式などによって説明できる知識のことです。
確立された理論最適化された仕組みが、共有できる情報になっているということです。
 
形式知は明示知とも言われています。
 
また知識を誰でも共有できるようにすることを「形式知化する」といいます。
 
形式知化は学問の基本で、特に工学においてはこれまでに凄まじい成果を挙げてきました。
今日の世界の発展は、この形式知化によるものです。
 

形式知化する思想

 
この成果を少しでも多くの人の役に立つように
 
この思想こそが形式知化を先導し、今日の社会の土台となっているのです。
 
私は機械工学を学んだため、「形式知」は特に思い入れがある言葉なんです。
この場をお借りして、人類に向けて形式知化を進めてきた諸先輩に、心から感謝したいと思います!
 

もっと先へ行くために

形式知化することで、自分たちがたどり着いた最先端のところまで、次の世代の人々は簡単にたどり着くことができます。
いわゆる後輩は、そこをスタート地点に「さらにその先」に行くことができるのです。
 
もし形式知化しなければ、「何世代経っても同じところまでしかたどり着けない」ということです。
いつでも、エジソンやアインシュタインのように発見しなければいけないとしたら、文明は一切発展しません。
その都度、天才が出てくれば話は別ですが、それを期待するのは難しいですよね。


 
形式知化することで、人類として確実に高いところにたどり着こうとしているというわけです。
 

「組織独自の形式知」

経営者は、組織が確実に高いところにたどり着くために「組織独自の形式知」を利用しましょう。
「独自の形式知」は会社の資産となります。
 
しかし、これを怠る経営者が多い。
もう少し未来のことを意識して活動しましょう
 

形式知化の努力の有無

ある工場(こうば)の78歳の職人さんに、形式知化について伺ったときの話です。
「形式知化なんて無駄なことしなくても、おれはちゃんとしたモノを作ってきたんだよ。みんな見て盗めって言われてきたんだから。まぁ、おれたちは職人だからね」
 
これ自体は正しい。
確かに、仰るとおり「工学」の努力は、一見 “無駄” に見えます。
 
しかし、その結果、大きな差が生まれていませんか?
長期的に見たときに工学における形式知化は、「職人の経験や技術」の多くをあっさりと駆逐していきました
 
建築、金属加工、ガラス加工……
 

「見て盗め」という言い訳

 
一からしっかり教えられる人がいない言い訳になっていませんか?
 
一から教えるという時間と労力をかけたくないということではありませんか?
 


 
見て盗むことは重要です。
ただ、見て盗めという言い訳をして形式知化しないならば、廃れますよ。
 

これから更に重要視される形式知化

情報やネットワーク系のサービスにおける話。
 
情報を分析・統合して形式知化する
これを自動化できたら凄い!
その最先端にいるのはGoogleさんなのかな?
 
 
【 追 伸 】
経営者は率先して 最適化 ⇒ 形式知化を進めて組織の知性を未来につないで欲しいと思います!
その合言葉「形式知」をぜひ押えておいてください!
 
 
併せて読もう!
暗黙知 〜経験を積めない方は経営に向いていない〜
 
 

“ いいものだらけ ”の世の中へ。

株式会社Key-Performance

代表取締役 CEO
 筧田 聡 Satoshi Kakehida

 

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ABOUT US
筧田(かけひだ)
【 “いいものだらけ”の世の中へ。】を理念に、高校の同級生と共に、株式会社Key-Performance を創業し、代表取締役を務める。 「魅力的な起業家の集まりが地元にない!!」ことから、起業茶屋® を立ち上げ、5年で2000名を集客する。 現在は、人間観察サロン™、起業の作戦会議室™に力を入れている。