こんにちは、井畑です。
情報発信が大切です。
情報発信しないのは世界に存在してないのと一緒。
検索に引っかかるのは、発信された情報だけ。自分の中に経験がいくらあってもそれは検索に引っ掛からない。#イントラ思想— 八木仁平 (@yagijimpei) May 30, 2017
発信しないと世界に存在していないのと一緒らしいです。実際、起業家は「自分は何を出来る人なのか?」をスムーズに理解してもらえないとお仕事がもらえません。
ですが、その情報発信が難しい。たくさんインプットして、それをどんどんアウトプットししなければいけないんですが。このアウトプットのタイミングでだいたいみなさん躓きます。要は「書けない」って状態になります。
この記事ではそんな難しい情報発信を効率化するために「情報のリサイクル」の方法をご紹介します。
- 「情報の本質とは何か?」という問に答えられるようになる。
- 情報をリサイクルして効率的は発信が出来るようになる。
- コンテンツのリサイクルでさらに発信を加速させることが出来る。
情報の本質とは何か?
情報とは、「事実(一次情報)」を「ターゲット」に合わせて「再編集」したものなんです。
ピント来ない方もいると思うので、具体的な例を出して説明していきましょう。(全て実例です。)
2018年1月、Facebookが友人家族の投稿を増やし、ニュースや企業コンテンツを減らす方向性を発表しました。
このマーク・ザッカーバーグ(フェイスブックCEO)の投稿を要約すると………
・Facebookは家族や友達との繋がりを大切にするために生まれたよ
・でも、最近では企業の広告メッチャ多いね
・本来の目的から離れて来てるから、企業ページはあんまり表示されないようにするね
という内容です。この記事は「Facebookが企業ページの表示割合を下げる」という事実を「Facebookを利用する全ての人」に対して発信しています。マーク・ザッカーバーグが発信源なので、この情報は一次情報と言えます。
次は今度はこちらの記事を御覧ください。
Facebookが企業アカウントのリーチを下げると発表。メディアや企業広報にとっては悲報か?
※こちらの記事は有料noteです。気になる方のみ全文読んでみて下さい。それだけの価値はあります。
この記事も要約すると………
・大きなプラットフォーム(Facebookなど)ありきでマーケティング考えている企業は流行りやすいけど、こういう仕様変更があるからリスキー。
・でも、ザッカーバーク(FacebookのCEO)が改めて発表しただけで、今までだって企業ページの表示回数メッチャ低かった。
・もしFacebookで広告したければ広告で課金するか、もしくは勝手にシェアされるくらいなクオリティの高い広告作ってねってことなんじゃない?
・結局Facebookで生きてくには個人アカウントを強くしなきゃいけない。
・これからの時代、個人の引力が大切。
という内容です。この記事は「Facebookが企業ページの表示割合を下げる」という事実(一次情報)を、「WEB発信で生きていく個人」というターゲットに対して、「Facebookの使用変更に関して、個人の情報発信はどう変わっていけばいいのか」という切り口で再編集したものです。
では、今度は僕がこのテーマについて2年前(2018年)に書いた記事を御覧ください。
これからFacebookで企業ページを作ろうとしてる人。悪いコトは言わないから個人のアカウントの強化に努めよう。
この記事も要約すると………
・Facebookで企業ページだと全然エンゲージメント率が稼げないよ。
・その原因は配信数の少なさじゃね?
・だからこれからFacebookでマーケティングする人は個人ページでやったほうがいいよ
・個人ページでマーケティングするなら「信頼」が最重要だよ
という内容です。僕の記事は「Facebookが企業ページの表示割合を下げる」という事実(一次情報)を、「これからFacebookマーケティングに取り組もうとしている人」というターゲットに対して、「個人ページでのマーケティングは信頼が大切」という切り口で再編集したものです。
情報の本質とは?
同じ「事実(一次情報)」を元にした記事でも「ターゲット」と「再編集の目的」が異なるだけで、かなり主張の異なる情報になりました。(塩田さんの記事のクオリティが明らかに高いのは言わないで下さい………と言うか2018年の記事と今の記事は随分テイストが違いますね…恥ずかしいからリライトしようかな…)
つまり、情報の本質とは…
- 事実(一次情報)に基づいており
- それぞれのターゲットに対して
- 主張(解釈)をインプットするための再編集を施したもの
なんですね。
今情報として流れるものはほとんどが「事実(一次情報)」をなんらかの「主張」と一緒に伝える「二次情報」になっています。「一次情報」はニュース速報か、天災の情報くらいじゃないですかね?
情報をリサイクルする
ここからは、情報の効率的なリサイクル方法をご紹介します。
インプットをちゃんとしているのに情報発信が出来ない人は、インプットのコツを掴んでいないんです。
インプットのコツ
インプットする時のコツは「事実」「ターゲット」「主張」に情報を分割することです。
情報を「事実」「ターゲット」「主張」に分割する。
(例)起業家はストレスを溜め込む人が通常の1.25倍なので、効果的なストレス解消法として「バイオフィリア(自然とのふれあい)」をオススメします。
事実:起業家のストレスは普通の人の1.25倍/「バイオフィリア」は効果的なストレス解消方法
ターゲット:起業家
主張:起業家はストレス解消のためにバイオフィリアをしたほうがいい。
※この情報は全部僕が適当に書いたデタラメです!あくまで例です!
最初は大変だと思います。「事実」と「主張」が混ざっているものも多いですしね。肝心なのは「何が事実」で「何が発信者の主張」なのかを意識しながら情報をインプットすることです。これをやると自分がアウトプットする時にも頭の中に情報処理のテンプレートが出来上がっているので、発信しやすくなります。下処理はめんどくさいけど、ちゃんとした方が料理はスムーズで美味しく出来るのと同じですね。
この読み方をすると情報を正しく読み取る力も身につきます。間違った情報が溢れている現代で情報発信をするにはこの力も必須ですね。
再編集のコツ
インプットの段階でしっかりと下処理が出来ていれば後はスムーズです。
自分が発信しようとしている情報の、「ターゲット」を変えます。ターゲットが変われば当然落とし所である「主張」も変わりますよね。
ターゲットと主張を変える時には以下の質問を自分にしてみると効果的です。
- 自分の顧客のうち、元の情報を一番必要としているターゲットは誰か?
- 自分の顧客のうち、重点的に発信をしたいターゲットは誰か?
- この情報を伝えて、ターゲットにどんなメリットをもたらしたいか?
- この情報で、ターゲットはどんな困り毎を解決するのか?
- この情報を伝えて、ターゲットにどんな思考や行動をもたらしたいか?
この方法に慣れればかなり情報発信を効率化出来ます。
コンテンツをリサイクル
さらに、アウトプットする「メディア」を変えることでも情報のリサイクルは出来ます。
【フロー型メディア】
Twitter:140文字縛り/写真動画OK
インスタ:基本は写真/解説は何文字でもOK
フェイスブック:文字は何文字でもOK/写真動画もOK/タグ付け等のつながりが強い
Tik Tok:動画オンリー・ビジネスにはちょっと向かないか?
【ストック型メディア】
ブログ:文字・写真・動画何でもOK/クオリティの高いコンテンツ向け
ユーチューブ:動画/説明欄に文字記載可能
これらのコンテンツは主に「発信量」と「ターゲット」が異なります。
TwitterとFacebookとブログで文章の量は当然異なりますよね。文章の量が異なるんだから、好んで見てくれる人も変わります。つまりターゲットも変わるんですね。
なので、それぞれのコンテンツに合わせて情報を微調整すれば、同じ元ネタをいくつものコンテンツで利用することが出来ます。これはぜひやるべきです!
まとめ
情報とは、「事実(一次情報)」を「ターゲット」に合わせて「再編集」したもの
「ターゲット」と「主張」の再編集を意識することで情報発信は効率化する(情報のリサイクル)
発信するメディア毎に調整することでも情報のリサイクルは出来る