こんにちは。
株式会社Key-Performance 代表の筧田です!
今回は、KPI・KGI設定における注意点を挙げます。
折角、KPI設定をして「より良い行動をしよう!」と考えていても、それが実を結ばない場合もあります。
というのも、KPI設定に特化した専門家が少ないことやKPIに関する書籍がないことが原因でしょう。
(※ …私たちはKPI設定に特化した専門家です…もっと皆様に情報が伝わるように頑張ります!)
このページでは、KPI設定の現場で良く発見される7つの注意点を、シンプルにまとめます!
KPI・KGI設定におけるよくある注意事例
1.モニタリング数、データ量
「測定屋さん!?」というくらい多くのKPI・KGIを設定して情報に埋もれてしまうパターンです。
沢山設定すると、結局なにをやればいいのか、話が混線してしまいます。
すると集中できなくなり、どの行動もイマイチな成果となってしまうでしょう。
指標は、最初は経営目標に対して1本の「指標の流れ(CSF⇒KGI⇒KPI)」で設定してください。
指標を理解し、慣れてきたら経営目標の「要件の数」に合わせて、幾つかの「指標の流れ」を持っても構いません。
ただし、要件の数以上は増やさないようにしましょう!
※ 要件とは、「必要で欠くことのできない条件」のこと
指標の流れの中身についてです。
「1つのCSFに対して1〜3項目のKGI」、
「1つのKGIに対して1,2つのKPI」を設定します。
通常、経営ビギナーの起業家さんに提供するサービスでは、「起業成功」と言えるまでは、1本の指標の流れで進むことを推奨しております。
2.短期的視点での測定
視点の長さは、「次の経営段階に進むまでの長さ」に合わせましょう!
例えば、次の経営段階に進むための経営目標から算出するということです。
よくある問題事例としては、「来月はどうする?」というやり取りで指標や目標値を決める場面です。
指標の目的はなんでしょうか?
効率よく効果的に資源を活用することです。
経営段階を越えるために設定された経営目標に視点を合わせましょう!
3.間違った行動を導く設定を続ける
指標を設定した結果、経営目標やCSFとは関係のない行動をしてしまうようであれば、設定に問題があります。
みんな、なんとなく気づいていても、そのまま指標を変更せずに進んでしまうケースがあります!
効率の悪い行動を生む指標は、優先的に修正してください!
指標設定のミスには、2つのパターンが挙げられます。
「① 設定方法がそもそも間違えている場合」と「② 仮説が違っていた場合」です。
①の場合、設定方法を良く確認してください。設定方法を第三者に見てもらって、客観的な視点で診てもらうことも効果的です。
②の場合は、最初から仮説を当てるには、相当な経験が必要です。なのでできることといえば、仮説が外れていた場合に、素早い検証と修正の繰り返すことです。検証と修正を繰り返すことで、仮説の精度は高まります!
4.成果だけ測定している
成果とは、これまでの行動の結果です。
既に答えが出ているので、予測ではなく簡単なチェックで数値化できます。
そのため、多くの経営者やマネージャーさんは成果の測定が好きなようです。
しかし、これからどれだけ成果が挙がってくるのかを予測ことが出来たなら、それ以上に経営を支えるものはありません。
(5番も関連した内容です!)
5.行動だけ測定している
行動から未来の成果を予測することはとても大切です。
しかし、これまで実際に生み出した成果を知ることがなければ、実際の行動からどれだけ成果を生んでいるのか検証できません。
経営者は、「これまでの成果」と「これからの成果予測」、「行動」の3点について数値を知る必要があります。
私たちはKGIで成果を測定し、KPIで行動を測定、そこから予測を立てられるように指標を設定しております!
バランスを取って指標を設定していきましょう!
6.行動者に指標に対する責任を与えない
責任がないところに、適切な行動は生まれません。
行動者にとって、やりがいもないでしょう。
行動者に責任を与えてください。
① 指標に対して理解してもらう
② 責任の所在をはっきりさせる
③ 目標達成にはどのくらいの数値が必要か?
④ 自分が努力することでどの数値が出せるのか?
⑤ 責任に対する報告義務を負う
この5点を押さえてもらうことで、自然と責任感が生まれます。
あとは、行動者の成果に対する「評価」をしっかりとすることです!
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このベスト6に注意点を乗り越えれば、KPI・KGI設定が大きな力になってくれるはずです。
もし質問があればお気軽にどうぞ!
追伸:少しずつ、KPI設定によって利益を得る会社が増えることを願います!
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筧田 聡 Satoshi Kakehida
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