前回の内容
目標クリック数を決めるためには………
・検索母体数を調べる
・予算を踏まえて、狙う平均掲載順位を決定
・目標クリック数を算出
の三段階が必要。
今回の内容:KPI設定
では、今回の本題です。今回は目標値を達成するために必要な数値化を行う、【KPI設定】を行っていきます。
リスティング広告のゴールは「狙ったキーワードで目標クリック数を得る」こと、そのために「目標クリック数」を決めました。
なので「目標クリック数に影響を与える要素」に対してKPI設定を行っていきます。
リスティング広告でのKPI設定項目
リスティング広告での【KPI設定】は以下の2要素に行う必要があります。
①平均掲載順位
②クリック数
この2つの要素に対してどのようにKPI設定を行うのかを、詳しく説明していきます。
①平均掲載順位
今回の「目標クリック数」は狙った平均掲載順位を保っていることを前提に算出しています。
その順位が保てなかった場合、当然目標クリック数は達成出来ません。
なので第一のKPIは「平均掲載順位」となるのです。
・平均掲載順位を保つためには??
平均掲載順位を保つためにはどうすればいいか??
単純です、予算の範囲内で入札額を変えていけばいいのです。
入札額が高くなれば高くなるほど、掲載順位は高くなっていきます。目標とする順位を獲得できる入札額に変更しましょう。
・もし予算オーバーになった場合は??
もし予算オーバーになった場合は、「目標クリック数の算出」をやり直して下さい。
無い袖は振れません。予算にあった「平均掲載順位」=「目標クリック数」を決め、徐々に収入と広告に充てられる予算を増やしていきましょう。
②目標クリック数
平均掲載順位が保たれているのであれば、統計的には目標クリック数が確保されるはずです。
もし平均掲載順位を保っているのに目標クリック数が得られなかったとしたら、それは「よほどキャッチコピーに魅力がない」ということです。
どんなキャッチコピーならお客様の心に刺さるかを考えながら、キャッチコピーの変更を行いましょう。
KPI設定の効果:1要素1数値
今回のリスティング広告の数値化では、最終的にキャッチコピーの改善がKPIに影響を与えるという結果になりました。
ここからが数値化、KPI設定の本当の価値です。
広告を出す際、多くの人は「クリック数はキャッチコピーの出来によってのみ決まる」と思い込んでいます。
しかし実際には広告のいクリック数には………
・キーワード設定
・検索母体数
・平均掲載順位
・クリック数
と様々な要素が含まれています。特に、検索母体なんかいくら自分のキャッチコピーをいじっても増えるはずありませんよね??
数値化によって、各要素にKPI設定を行った結果、「一つの要素を変更すると一つの数値にのみ変化がある」という状態を作れました。
これによって、自分の行ったアプローチが「正しかったのか」「間違っていたのかが」はっきりと理解出来ます。
つまり「効果的なアプローチ」が出来るようになったのです。
今回の記事のまとめ
リスティング広告には2つのKPIを設定出来た。
①平均掲載順位
影響を与える要素=入札金額
※もし入札金額が予算に収まらなくなったら→「平均掲載順位」=「目標クリック数」の下方修正
②クリック数
影響を与える要素=キャッチコピー
※平均掲載順位を保っていれば、統計的には目標クリック数を達成出来るはず。今回の方法でしっかり数値化とKPI設定を行った状態であれば、クリック数はが目標に届くかどうかはキャッチコピーの出来によってのみ左右される。
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