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動画制作 ㈱Key-Performance
つくばの『ふくろうの家』をインタビューしました!
皆様、こんにちは。茨城が大好きな 筧田 聡 です! 1月のよく晴れた日、つくば市舘野にある ふくろうカフェ『ふくろうの家』を伺いました。こちらのふくろうカフェは、なんと親子でやっておられるとのこと。以前から知り合いなのですが、今回いろいろと伺えるのではないかと楽しみにしております! 萩島さま、よろしくお願い致します!
ふくろうの家の店長、萩島健一です! 筧田さん、よろしくお願いします。
ふくろうの家のオーナー 兼 母をしている萩島です。よろしくお願いします。
ふくろうの家につながる物語
いつも笑顔が素敵な御二方と一緒に、早速、インタビューを始めていきたいと思います。まず最初に、萩島さんは、このつくばでどんな想いを持って『ふくろうの家』を始めたのですか?
最初はね、都心でふくろうカフェが始まりまったのを知りまして、そして、ふと自分にもふくろうに癒された時代があったなと思い出したんですよ。私は生まれたときからずっと今の場所(つくば市内)に住んでいるんですけど、家の裏に神社があってね。昔は周りに家もなくて、竹山と木が生い茂っていて日が当たらないから、昼間でもとても暗い場所でした。その神社に、幼馴染や同級生とよく遊びに行って。鬼ごっこをやりながら、ふと上を向くと、ふくろうが枝に止まって、こっちを見ているんですよ。『今の一部始終見てたよ、お前ら』みたいな感じで、『バカだね〜、ホーホー♪』って言われているようで(笑)
萩島さんは、人生のかなり早い段階から、ふくろうと関係があったんですね(笑)
そう。大体3時ごろになると街灯もないから暗くなって、なかなか1人で神社に行く自信がないんだよね。でもたまに1人で、神社の方を歩きながら上を見ると、ふくろうがいるのよね。『ホーホー……』って、『よく来たな……』って、やっぱり私をバカにしているような感じで。
そんなふくろうが、ある時、家の中に入ってきたの。昔は長屋根で梁がむき出しだったから、そこに迷い込んできたの。それで、可哀想だから逃してあげようと思ったんだけど、藁屋根だから、建具が低いんだよね。だからなかなか出ていかなくて。
そんなふくろうが、ある時、家の中に入ってきたの。昔は長屋根で梁がむき出しだったから、そこに迷い込んできたの。それで、可哀想だから逃してあげようと思ったんだけど、藁屋根だから、建具が低いんだよね。だからなかなか出ていかなくて。
ふくろうは外に出なかったのですか?
そう。結局その夜は、一晩、家に泊まっていったんですよ(笑)
そんなお話があったんですね(笑) 初めて伺いました! その時、ふくろうは警戒していなかったのですか?
その時は、結構落ち着いていたように見えましたね。むしろ、居て当たり前みたいな感じでしたね(笑)
そういうふくろうとの思い出が、自分にもあったなと思って、ふくろうの家をやりたいって思ったんですよ。
癒やしっていうのかな。みんなにもふくろうの良さを分かってもらえたら良いなーと思っているんです。
そういうふくろうとの思い出が、自分にもあったなと思って、ふくろうの家をやりたいって思ったんですよ。
癒やしっていうのかな。みんなにもふくろうの良さを分かってもらえたら良いなーと思っているんです。
なるほど。ふくろうの家は、そういう始まりだったんですね。
今のつくば市のふくろうについて
家の前も昔は砂利道で、馬車道が通っていたの。朝早く起きるとパカッパカッて馬が歩く音がして。この辺も今では考えられないくらい山でね、ふくろうもいっぱいいたんですよ。
そういえばふくろうの家を開いてから、スタバの植え込みにふくろうがいたって、お客様が言ってましたね。
そういえばふくろうの家を開いてから、スタバの植え込みにふくろうがいたって、お客様が言ってましたね。
ふくろうさん、今もつくばにいるんですか!?
うん。その人は「自分は写真撮っていたんですが、他の人は誰もふくろうに気づいていなかったんです」って、おっしゃっていました。
ふくろうは、つくば市の鳥になっているくらいですから、やはり結構いるんですね!
昔は沢山いたみたいですよ。中には飼っていたって人もいました。
ちなみにつくばには、何種類くらいの野生のふくろうが居るんですか?
つくばで聞くのは、ふくろう、コノハズクやオオコノハズク、アオバズクですね。
そんなにいるんですね(驚) 全然知りませんでした。
ふくろうの家をオススメしたい方
ふくろうの家は、どういう方に来て欲しいですか?
ふくろうを始めて見る人ですね。初めて見る人って、凄く感動されるんですよ。ちょうど先日、50代の方が、お母さんを連れてきて、ふくろうの家に入った途端に、「初めて見ました!」って驚いた様子で。「凄い。可愛い。感動しました。」と言って、号泣された方がいらっしゃいました。その方と、「人間って、ふくろうをこうして間近に見ないで死んでいく人もいっぱいいるよね」って。そんな風に話すほど、ふくろうに逢って感動される方もいるんだと改めて思いました。だからふくろうを見たことのない方に見てもらって、感動してもらいたいなって思います。そしてやっぱり、ふくろうを見て、癒やされてほしいなって思っているんですよね。
私もふくろうの家に入って、直ぐ左に大きなふくろうがいて、かなり驚きましたよね(笑) ふくろうの家では、何とも言えない癒しの時間を過ごしました……。
後はですね、認知症でホームに入っているお父さんを、息子さんと娘さんが時間をもらってふくろうの家に連れてきてくれて。それでおじいちゃんの手の上にふくろうを乗せると、にっこり笑って「可愛いなぁ」って。凄く良い顔をされるんですよ。そうすると息子さんと娘さんは、親孝行した安堵感というんですか。「お陰様で親孝行できました」ってお礼を言って、帰っていきました。その時に、このふくろうの家をやってて良かったなって、本当に思いました。
そういう方に、もっとふくろうを見せてあげたいと思います。私も体調が悪い日があるんだけど、お客様が来ると具合が悪いことを忘れちゃうんだよね(笑)
そういう方に、もっとふくろうを見せてあげたいと思います。私も体調が悪い日があるんだけど、お客様が来ると具合が悪いことを忘れちゃうんだよね(笑)
ふくろうだけじゃなく、それを見に来るお客様も大切にされているんですね。
ふくろうさんの不思議な力
ひとりで暇な時にふくろうを観察していると、人の顔に似ていて、とても可愛いんだよね。鳴き方もその時によって違うんですよ。いつも見ているとテンションの違いが微妙にわかってくるの(笑) つまんないとか、いじめられたとか。
ふくろうさんは、人っぽいところがあるんですね。
そうなんですよ。ご飯も置いておくだけだと食べない子もいるんだけど、人間の子供と一緒で手を加えてあげればちゃんと食べるの。細かくしたり、口まで運んであげたり。そこは人間と一緒だなって。
なんかキュンキュンしますね(笑)
あと私と顔を合わせるといたずらしてくるんですよ。軽く突っついたり、ゴミ箱ひっくり返したり。うちでは、ひなの頃は放し飼いにしているんですが、お客様が来たときに、危ないから「あっちへ行っててねー」って移動させようとしたら突っつかれて、奥の方に隠れて「ホー☆」って鳴くんですよね(笑)
もうふくろうたちと萩島さんたちは、家族になっているですね(笑) 伺っているとふくろうって、いちいち仕草が可愛いんですね。
そうですね。可愛いですが、いたずらが好きですよね。
ふくろうの家の苦労
ふくろうの家を運営される上で、一番苦労されていることはなんですか?
やっぱりふくろうたちの健康状態かな。ふくろうって我慢強いみたいですね。人間が調子悪いみたいだなって思っても、もう手遅れなんですよね。頑張り過ぎちゃうんですよ。だから、「どのくらい食べたの?」とか、「今日は調子悪いの?」とか、毎日1羽ずつ声を掛けているんですよね。
ふくろうを家族に。
ふくろうの家では、一般の方々にもふくろうを販売していると伺いました。「基本的に渡すときは、ひなです」と、おっしゃっていましたが、この子は売らないというのはありますか?
それは母よりも僕にありますね(笑)
私は逆で、今うちには20数羽手元にいるけど、お客様が本当にその子を可愛がってくれるんだったら、1羽だけ渡した方がもっと愛情を与えられて良いと思う。
お客様が、ちゃんと真摯にふくろうと向き合っているんだったら、ということですよね。
だってご主人様と1羽だけじゃないですか。うちだと20羽いますから。よくお客様に「どの子が一番かわいいですか?」って言われますけど、私にしてみればみんな同じく可愛いんですって。やっぱりみんなを可愛がるので、ご主人様に1羽だけ可愛がってもらえた方が良いと思います。
やっぱり手間の掛け方や関係性が違ってきますよね。
そうですね。ふくろうにとって、それが一番幸せだと思う。
ふくろうの家の特徴
ふくろうの家は、他のふくろうがいる場所(ふくろうカフェや動物園)とは違いますか?
お客様から「やっぱり他とは違いますねー」と言われて、「どこが違うんですか?」って聴いたら、「ふくろうの生態を間近で見られるところです」と言っていました。
他の方は、「他の場所では、ふくろうが居ても、説明できる店員さんが居ないことがあったり、ゆっくりと話しを聞いてくれる人が少ないので、残念でした……。でもここはとても詳しくふくろうのことを説明してくださって!」と話されていましたね。確かにふくろうの家なら、ゆっくりと質問して頂くことができますし、2人ともふくろうの勉強をよくしているのでいろいろな話ができると思います。特に店長の方は、ふくろうのことを詳しく知っているんですよ。
他の方は、「他の場所では、ふくろうが居ても、説明できる店員さんが居ないことがあったり、ゆっくりと話しを聞いてくれる人が少ないので、残念でした……。でもここはとても詳しくふくろうのことを説明してくださって!」と話されていましたね。確かにふくろうの家なら、ゆっくりと質問して頂くことができますし、2人ともふくろうの勉強をよくしているのでいろいろな話ができると思います。特に店長の方は、ふくろうのことを詳しく知っているんですよ。
ふくろうについて聴きたいことがあれば、いつでも気軽におっしゃってください!
私がお話を伺っている限り、お二方ほどふくろうのことを知っている方はおりませんよね。ふくろうの専門家としてかなりのスキルをお持ちだと思います!
遠方からもいらっしゃるふくろうの家のお客様へ
「東京から来ました」というお客様が結構おられます。
先月かな、「前々から気になっていて、ここだけのために日光市から来ました」というお客様もいらっしゃいました。
遠方からのお客様には、ここだけでもあれだからと思って、つくばのパンフレットを渡したり、食事や観光地も簡単にお伝えしたりすることもあります。
先月かな、「前々から気になっていて、ここだけのために日光市から来ました」というお客様もいらっしゃいました。
遠方からのお客様には、ここだけでもあれだからと思って、つくばのパンフレットを渡したり、食事や観光地も簡単にお伝えしたりすることもあります。
そうなんですね。つくば市の鳥であるふくろうをPRするだけでなく、つくばまでPRしていらっしゃるのは、素晴らしいと思います!
謝辞
本日は大変長い時間、物語を添えて話して頂きありがとうございました! つくばのふくろうカフェ『ふくろうの家』がいい場所だということが良くわかりました。
こちらこそ、どうもありがとうございました。
ぜひ、つくばのふくろうカフェ『ふくろうの家』に遊びに来てください♪
『ふくろうの家』へのお問い合わせ
住所
〒305-0067
茨城県つくば市舘野459-2
TEL
029-886-3678
※スマホの場合はクリック発信可能
営業時間
月曜日から水曜日
12時~18時(入店は17時まで)
土日祝日
10時~18時(入店は17時まで)
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“ いいものだらけの世の中へ ”
代表取締役 / 創業者
筧田 聡 Satoshi Kakehida