起業における「KGI」(重要目標達成指標) 設定方法!

こんにちは。

株式会社Key-Performance 代表の筧田です!

 

今回は、起業時のKPI設定シリーズ第3段

『 KGI の特定方法』です!

 

KGIは、CSFと比べてご存じの方も多いと思います。

一応、簡単に確認から入りましょう!

 

KGIとは・・・

重要目標達成指標 - Key Goal Indicator –

『CSF』向上を妨げる最大要因を克服するために設定する指標

的確な設定目標数値の達成によって組織活動の価値を最大化する

KGIを設定する過程で、見過ごしてはいけない問題に気づくことができる

※ CSFとは、重要成功要因 −Critical Success Factor− 参照

 

KGI設定の条件

曖昧な指標では全く意味を成しません!

誰でも公平に判断できる具体的な数値を設定し、明確な判断基準を持っておく。

効率よく効果的に行動するために、必要なことです。

 

CSFを最も効率よく効果的に向上させる方法は、制約要因の改善です。

これは『制約の理論』を参考にしております。

 

とても長くなるので、紹介だけします(笑)

『制約の理論』及び『全体最適化』に興味がある方は『ザ・ゴール  ―企業の究極の目的とは何か』をチェックしてください!

※私は著者であるエリヤフ・ゴールドラット博士が大好きで、博士の書いた本には一通り目を通しております(笑)
ちなみにKGIは、全体の業績向上に直結する指標となります。

起業時のKPI設定」シリーズでお伝えしている通りに、「目的」から「方針」「CSF」「KGI」「KPI」と一貫して設定すれば、各階層での目標達成に強い関連性を持たせることが可能です。

 

KGIの設定

  1. CSF の向上を制約している要因を書き出す
  2. 最大の制約要因を特定する
  3. 制約要因を克服する方法を書き出す
  4. 最も効果的に克服できる KGI を特定する
  5. 目標値を設定する

 

1.組織内において CSF の向上を制約している要因を書き出す

① CSF を向上するために、何をする必要がありますか?

※組織の内側と外側の視点で考えるとよく見えます。

② 現在、高負荷状態(仕事が山積み)になっている箇所はありますか?

③ 仕事時間のロスが発生している箇所はありますか?その前工程はなんですか?

 

2.たった一つの制約要因を特定する

書き出された複数の制約要因は、実は一つの制約要因に関係していませんか?

それぞれ「なぜ制約になっているのか?」理由をじっくりと考えていきましょう。

ほとんど場合1つ(多くて2つ)の根本的な制約要因に収束します。

3.制約要因を「克服する方法」を書き出す

現場感を持ち合わせて克服する方法を見つける。

書き出した方法が本当に制約要因の克服につながるか検討する。

(実際に効果的な克服方法と、思っているだけのものを選り分ける)

 

4.最も効果的に克服できる「KGI」を特定する

何を指標とすれば、「改善状況」や「活動の成果」が把握できるのか?

KPI間の因果関係を整理する。(仮説も含め、十分な検討が必要)

 

5.目標値を設定する

「いつ、どのレベルに到達したら目標達成とみなすのか」を定義します。

実際の目標数値は、業界や指標によって大きく変わります。

実は、ここで紹介し切ることはできません。

 

ただ参考として説明すると、適切な目標数値を設定した場合、

KGIが目標数値を達成していれば、CLF(制約要因)は解消され、CSF(成功要因)が改善するということです。

重要な箇所ですので、設定した「KGI」と「目標数値の達成」で、本当に制約要因を克服できるか検討しましょう!

 

 

“ いいものだらけ ”の世の中へ。

株式会社Key-Performance

代表取締役 CEO
 筧田 聡 Satoshi Kakehida

 

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1.KPI設定の概要

2.CSF  [重要成功要因] 分析の方法

3.KGI [重要目標達成指標] 設定の方法(このページです!)

4.KPI [重要業績評価指標] 設定の方法

0.KPI設定/管理サイクルの概要

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4件のコメント

スタートアップにおける『 たった1つの CSF(重要成功要因)』を特定する方法 にコメントする コメントをキャンセル

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筧田(かけひだ)
【 “いいものだらけ”の世の中へ。】を理念に、高校の同級生と共に、株式会社Key-Performance を創業し、代表取締役を務める。 「魅力的な起業家の集まりが地元にない!!」ことから、起業茶屋® を立ち上げ、5年で2000名を集客する。 現在は、人間観察サロン™、起業の作戦会議室™に力を入れている。