ちゃんと知ってる?ブランド資産価値の3つの求め方

余談ですが、アップルはスマホ初期の段階で圧倒的に優位に立っていたおかげで、プラットホーム戦略にますます拍車がかかりました。私も抜け出せなくて悩んでいる一人です笑

この記事のポイント

・ブランド資産価値が何なのかを知る
・ブランド資産価値の3つの求め方を知る

 
 
こんにちは、井畑です。
 
「ブランドが大事!!」ってよく聞きますよね??
 
どこの企業もブランディングに興味があって、こぞってブランド力を高めようとしています。
 
でも、その前にまずは自社のブランドが今どのくらい価値があるのか、つまり「ブランド資産価値」はどのくらいなのかを知る必要があります。
 
この値を把握していないのにブランドブランド騒いでいても笑っちゃうって指標なので、正しく抑えましょう!!
 
 

ブランド資産価値とは??

 
まずブランドとは、企業レベルや製品レベルで、顧客の行動に影響を与え、将来の収益をより確かにする超重要な要素です。
※一般的にはブランド・エクイティと呼ばれていますが、私は絶対にブランド資産価値の方が分かりやすいと思うのでこのままいきます笑
 
そのブランドの影響によってもたらされる価値をブランド資産価値といいます。
 

ブランド資産価値の重要性

 
ブランドは企業や製品にとってプラスの価値にもマイナスの価値にもなり、その影響は様々な形で現れます。
 
特に重要な影響はこの3つです。
 
・ブランドによって生じるプレミア価格
・長期的な顧客忠誠度(顧客ロイヤリティ)
・市場シェアの増加
 
このように重要な指標のため、投資家にとっても非常に重要な意味を持ってきます。ブランド資産価値の高い企業が今後さらなる成長をする可能性が高いからです。
 
ブランド資産価値は知っておくと便利なKPIではなく、財務面で非常に重要なKPIなのです。
 
ブランド資産価値を測定し続けることで、資産価値の構築・維持・利用も出来るようになります。
 

ブランド資産価値の3つの計算方法

 

企業レベルでの計算

 
【時価総額ー有形資産=ブランド資産価値】
 
企業の時価総額から有形資産を引くことでブランド資産価値を求めます。
 

製品レベルでの計算

 
製品レベルでの計算は、他者との同レベルの商品と自社の商品の価格をくらべ、差額をブランド資産価値として計算します。
 
理論上は同レベルの商品が異なる値段で購入された場合、顧客はその差額をブランドに対して払っていることになります。
 
 

顧客レベルでの計算

 
顧客への直接の調査(自由連想法や投影技法等)によってブランド資産価値を計算します。
 
この方法だけだと具体的な数値が出にくいので、通常は3つの計算方法を組み合わせて使います。
 

注意点

 
ブランド資産価値は非常に大切ですが、それは企業や製品がお客様に満足いただける商品を提供出来ているという前提での話です。
 
ブランド資産価値に意識を向けて、そもそもの製品・サービスの向上がおろそかにならないようにしましょう。

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