【顧客満足度の上げ方】5万円のサービスを売りたいなら、その1.2倍すごい人だとお客様にイメージさせる。【情報発信】

井畑です。

人間の商品に関する満足度って、すごく曖昧なんですよね。特に効果が数値で判断出来ない場合は、お客様の「主観」によって判断されます

そしてその主観っていうのは、お客様が予めどんなイメージでこっちのサービスを見ていたかによって大きく左右されるんです。

今日のブログでは「顧客満足度の上げ方」について説明します。どんな商品をどんな金額で売るときにも、お客様に「値段の1.2倍はすごいモノ」というイメージを持ってもらったら勝ちです。

価値は事前のイメージが決める

人間って、何かを評価する時に、予め持っていたイメージに評価が大きく影響される生き物なんです。

行動経済学者のダン・アリエリーさんが著書「予想通り不合理」で紹介した実験を引用します。

MITブリューの実験

【実験概要】

MIT(マサチューセッツ工科大学)の学生数百人に対して行った実験。

学生には以下の2種類のビールを飲んでもらい、その後どちらのビールをもう一杯飲みたいかを回答してもらった。

・バドワイザー

・バドワイザー+バルサミコ酢2滴(MITブリューと呼称)

【実験条件】

学生は以下の2つの条件をランダムに適用された。

①MITブリューがバルサミコ酢入りバドワイザーだと事前に知らせないグループ

② MITブリューがバルサミコ酢入りバドワイザーだと事前に知らせるグループ

【実験結果】

①のグループのほとんどがMITブリューをもう一杯飲みたいと回答し、②のグループのほとんどがバドワイザーをもう一杯飲みたいと回答した。

この実験から、人間は全く同じケースに遭遇しても、事前にどんなイメージを持っているかで評価を変えることが明らかとなりました。

お客様のためにも、自分のイメージを良くする

つまり、同じ5万円のサービスを提供した時に、お客様がこちらの事を「10万円くらい出さないとサービスを受けられない人」と見るのか、「3万円くらいでやってくれる人」と見るのかで、提供するサービスの満足度も変わってくるんです。

こっちの提供サービスに全く差がなくても、相手がこっちをどう思っているかで満足度が変わるんだとしたら、自分のイメージの向上はお客様のためにもなるんです。

日本人は特に謙虚なので「自分の事を必要以上によく見せるのはいけないこと…」と考えがちですが、それでは自分も相手も損するだけです。

常に自分の商品・サービスの値段の1.2倍のイメージを持ってもらえる事を目標にしましょう。

でも、嘘はダメ。

でも、人を騙すような事をしてはダメです。例えばやってもいない大きな仕事をやったかのように見せたりとか、嘘のお客様の声を使うとかです。

あくまで今の自分のありのままの状態を出していくことが必要です。

どうやってイメージを上げるのか?

ここからは、どうやったらイメージをよく出来るのかをご紹介します。

と、言っても難しい事は何もありません。

例えばブログだったら、「読みやすい文章」と「読みにくい文章」のどちらがより価値がありそうですか?

あるいは適当にフリーのサイトから撮ってきただけのサムネイルと、その写真をしっかり加工して作られたサムネイルだったらどうか?

動画だったら、明らかに素人が撮ったような映像と、ちょっと背景がボケた動画だったら?

あるいはキレイでオシャレな背景と生活感丸出しの汚い背景だったら?

僕たちが日常で物の価値を判断する時って、案外こんなところしか見てないんですよ。

だから、この「ちょっとしら工夫」を凝らしていく事で今の自分のよりも「1.2倍の価値を持ったイメージ」を手に入れる事ができます。

こうやって、常に1.2倍の自分を目指していく事で自分の能力もだんだんと上がっていき、それは結果としてお客様の満足度になって返っていきます。

まとめ:1.2倍のイメージを手に入れるため3分ワーク!

まとめの3分ワーク

①今の自分の活動の中で、「1.2倍のイメージ」を手に入れるために出来る事を書き出してください。

②書き出した中で、まず最初に取り組む事を1つ決めてください。

③その取り組みの「目標」と「期日」を決めましょう。

いかがですか?意外と簡単な事で自分のイメージって向上しそうじゃないですか?

みなさんもぜひワークで決めた事を行動に移して、今の自分の1.2倍のイメージを手に入れてください。