こんにちは、井畑です。
今回の記事は、200万も売れて過去にはドラマ化されたこともある超人気の自己啓発本「夢をかなえるゾウ」の内容を解説していきます。
超ざっくり内容を解説すると、ガネーシャっていう関西弁を使う怪しい神様が出てくる小説形式の自己啓発本です。ヤフオクでゲーム買ったり、何故かお釈迦様と一緒に富士急行ったり、でも最後にはちゃんと感動のシーンも用意されていたりと、笑って泣けて勉強にもなる自己啓発本です。
結論から先に言うと、この本でガネーシャが最も伝えたかった事は…
意識だけでは人間は絶対に変わらない。人間を変える力があるのは習慣のみ。
ということです。
意識だけでは絶対に自分を変えられない
人間は意識するだけでは絶対に自分を変えることが出来ません。
人間は基本的に「楽」を求める生き物です。だから、今のあなたの現状は、あなたにとって一番「楽」な状態なんです。変わりたいと思った時、現状が一番「楽」に最適化された状態なので、何を変えるにも「意志力」が必要になります。
ですが、意志力は脳の「前頭葉」という部分の働きによって生まれて、使える量が決まっていて寝ると回復します。なので、普段意思決定を多くする仕事だったり、仕事が忙しくて寝れなかったりすると、自分を変えようと決意して行動するための意志力が残らなくなります。
これが意志だけでは自分を変えられない理由です。
なぜ変われないのに何度も決意をしてしまうのか?
意識を変えるのは「楽」なんです。
今日から変わるぞと意識をして、変わっていく自分に期待をしている時には、実際の行動を起こす辛さを忘れています。でも、期待している限り現実を変える力は湧きません。
では、どうすれば人間は自分の事を変える事が出来るのでしょうか?
意識ではなく習慣を変える
先程お話ししたように、人間は自分の一番楽な行動に最適化されていきます。この自分にとって一番楽な日々の行動のことを「習慣」といいます。
なので、自分を変えようと思ったら「意識」ではなくて「習慣」を変えないといけないんです。
習慣を変えるとは「悪い習慣をなくす」ことと「良い習慣をつける」ことの2つを意味します。
夢をかなえるゾウの中でもいくつか習慣を変える方法は紹介されていたのですが、この記事ではさらに効率よく習慣化を行うための方法をお伝えします。
悪い習慣をなくす
悪い習慣をなくすためには、「RAINテクニック」というものがオススメです。これはアメリカの有名な瞑想トレーナー「タラ・ブッシュ」さんが考案したトレーニングです。
R:認知(recognize)
止めたい習慣をやってしまった時に、自分がどういう感情なのかを認知する。
A:受容(allow・acceptance)
その感情を否定せず受け入れる。
I:調査(investigate)
その感情による体の変化を解析する。頭がボーっとするとか、心臓がドキドキするとか。
N:非同一化(non-identification)
次に同じ欲求に負けそうになった時に、感情ではなく体に起こる変化に注目する。自分の体の変化に着目すると、欲求が波のように徐々に収まっていくのが感じられ、欲求に打ち勝つことが出来る。
良い習慣をつける
次は良い習慣をつけるための方法です。これは「いかにして3日坊主を避けるか」についての方法とも言えますね。
1.20秒ルール
自分の身につけたい習慣が、今までよりも20秒早く開始出来るような環境を整えましょう。
人間にはマイナスのことを避けようとする癖があります。狩猟採集民族だった頃の名残ですね。今までやってなかったことを当たらに習慣化しようと「面倒くさい」というマイナスが生まれるので、取り掛かかるのに意志力を必要とするようになります。
通常に比べ20秒早く取り組めるように環境を整えることによって、取り組みへの成功率が格段にあがります。例えば、朝のランニングの習慣を付けたかったらランニングウェアで寝るという具合ですね。
2.週4以上でやる
20秒ルールで習慣化を開始しても、取り組む回数が週4以上でないと、6週間を境に習慣の持続確立がぐっと下がるという結果がビクトリア大学の研究で明らかになっています。
なので、取り組むまでの時間を20秒短くし、かつ週4以上で取り組めるようなスケジューリングを行いましょう。
まとめ
人間は意志力だけでは絶対に変われない
人間を変える力があるのは習慣だけ
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