起業家のための自己理解心理学【都合のいい認識編】

こんにちは、井畑です。

男性だったら誰しも「もしかしてあの娘俺の事好きなんじゃね〜かな?」って思い込みをしたことがあるでしょう。(その結果痛い目を見たって体験談は超面白いのでぜひ教えて下さい。)

でも、安心して下さい。その反応は正常です人間の脳みそは情報処理を高速化・最適化するためにいろんな情報を自動処理しているんです。ですが、その自動処理プロセスのせいで情報を客観的に分析出来ない事もしばしば。起業家としては問題ですよね。

この記事では心理学に基づいた脳の自動処理プロセスを解説します。自分の脳がどんなふうに情報を理解するのかを知れば、客観的な情報処理にも役立つはず。

今回は「都合のいい認識編」です。いかに脳みそに嘘を付かれていたかが分かると思います笑

この記事で紹介する自動処理プロセス
  • 確証バイアス
  • アンカー効果
  • あと知恵バイアス
  • 利用可能性ヒューリスティック
  • ブランド忠誠心
  • 主観的評価

確証バイアス

「確証バイアス」の概要

人は自分の持っている情報に合致する情報を取り入れ、反する情報は無視する傾向にある。なので、ある人の意見は長年同じような情報を入れ続け強化されてきた産物である。

人間は自分の正しいと思っているものしか見ず、それ以外のものは無視してるよって話です。今の自分の考えが正しいものだと証明することを脳は欲するので、人々が情報を得ようとするのも、新情報が知りたいからでなく、自分の今までの考えが正しかったという確証を得たいからという考えもあります。

ちなみに、「確証バイアス」は次で紹介する「アンカー効果」とも非常に相性がいいです。

アンカー効果

「アンカー効果」の概要

第一印象は長く心に残り、その後の認識や判断に影響を与える。

確証バイアスと補完関係にあるプロセスです。最初に入れた情報が一番正しく感じられ、後は確証バイアスと同じ仕組みでどんどん強化されていくというものです。

第一印象が一番大切っていうのも、アンカー効果の影響なんですね。

 

あと知恵バイアス

「あと知恵バイアス」の概要

自分が学んだばかりの情報でも、ずっと昔から知っていたと思い込むことが多い。

「確証バイアス」「アンカー効果」とのコンボ技みたくなって来ましたね。

「あと知恵バイアス」は「確証バイアス」と補完関係にあります。

確証バイアスでは「今まで信じていた情報を強化し、そうでない情報を無視」しましたが、「あと知恵バイアス」は「今まで自分が全く知らなかった、もしくは情報が少なく正しい・間違いのこだわりがない」分野に対して働きます。

この場合脳は新しく入ってきた情報を、あたかも自分がずっと以前から信じていたかのように記憶を書き換え、ずっと自分は正しかったと信じる事で安心感を得たいそうです。

もうね、人間の脳ってめちゃくちゃですね笑

利用可能性ヒューリスティック

利用可能性ヒューリスティック

一つでも実例を見つけると、それが普遍的なものだと感じ、逆に一度も見聞きしたことないものはその存在を信じようとしない。

むちゃくちゃはまだまだ続きます笑

利用可能性ヒューリスティックは、「百聞は一見にしかず」の根底にある要素です。人間は自分が知っていたり、自分にとってイメージしやすいものを普遍の真理だと感じるみたいです。逆に見たことのないもの、イメージしにくいものは受け入れられないし、そんな事は起こらないと跳ね除けてしまう。

「サメに食べられて死ぬ人よりも落ちてきたココナッツに頭を打って死ぬ人の方が多い」という話が笑い話になるのも「利用可能性ヒューリスティック」の効果なんですね。サメに食べられて死ぬのは容易に想像出来るが、ココナッツに頭を打って死ぬのは全くイメージが出来ないので、「そんな死に方あるんだ!」って笑い話になるわけですね。

そろそろ自分の認識が信じられなくなって来ましたか?笑

ブランド忠誠心

「ブランド忠誠心」の概要

自分の今持っている物に対して好ましいと思い込む傾向。客観的・合理的に判断している訳ではなく、単に「過去の自分の判断」が正しかったと思い込みたいから。

人間の脳が自分の正しさを証明するために動いている事がよく分かりますよね。

価格.comのカメラの掲示板とか見ると更にイメージつくと思います。「自分の持っているブランドが一番良くて、ほかはダメだ」って論調の人が日々熱い戦いを繰り広げてますから。

カメラは高額なので、その購入を失敗したってのは脳にとって絶対に認めたくないダメージなんでしょうね。必死に自分の買い物の正しさを証明しようと頑張っています。

主観的評価

主観的評価

人は曖昧な評価でも、それが自分に向かって言われている言葉であれば正しいと信じる傾向がある。その話が自分にとってポジティブな話ならなおさらである。

もうお腹一杯だと思います。僕もです。

最後に紹介するのは「主観的評価」についてです。

人間は自分の事を「ただ1人の特別な人間」と捉え、他人の事を「その他大勢」と捉える傾向にあります。だから、曖昧な文章でもそれが自分にとって向けられると、過去の自分の経験からその曖昧さを勝手に補ってしまい、信じてしまうんです。

占いなんかはこれを使って、曖昧な表現を相手に伝え、勝手に脳内で補ってもらうことで成り立っています。

まとめ

どうです?

いかに自分が無意識に都合のいい解釈をしていたか、感じていただけましたか?

自分の脳がこんな風に無意識に情報を処理するってことが分かっていれば、情報を客観的に評価する助けになります。

向き合うのはとても嫌ですが、ぜひ自分の無意識と向き合ってみて下さい。

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