「目標」と「目的」をごっちゃにしている人は努力が空回りしている可能性があるからいますぐ見直して欲しい。【習慣の科学】

井畑です。

小学生の頃、「今月の目標」とかを毎月の頭に書かされませんでしたか?僕も部屋を整理していたら小5の時の「今月の目標」を書いた紙が出てきたんですが、そこには「計算問題を完璧にする!!!」って書いてあって、思わず「いや、だからそのために具体的に何を頑張るんだよ………」ってつぶやいちゃいました。

でも、大人になってもこんな感じの目標設定をしている人がたくさんいます。

原因は「目標」と「目的」がごっちゃになってるんですね。この2つがごっちゃになっている人は、かなりの確率で努力が空回りしています。

なので、今回の記事では努力の空回りを防ぐため、「目標」と「目的」の分別の仕方をご紹介します。

「目標」と「目的」が混ざるとこうなる。

「目標」と「目的」の見分け方を説明する前に、まずは「目標」と「目的」が混ざってしまった状態を、Twitterでよく見かける「今月中にフォロワー1000人目指します!」系のツイートを例に説明します。

Twitterのフォロワーを増やすのって、いろんな要素が関連しているんですよね。運良くバズれば一発だし、フォローしてくれる人の気持ち次第だし。

この手の目標を公言して成功する人は、それまでの行動で学んだ何かしらの勝算があり、その行動の量を増やして成功しています。

でも、失敗する人もたくさんいます。失敗する人の典型は「公言して自分を追い込んでとにかくがむしゃらに頑張ろう!!!」って発想なんです。

そうすると、具体的な行動は決まっていないから、とにかくいろんな事にがむしゃらに手を出す。失敗した時に、がむしゃらにやっていたので、次に成功するために「何を改善したらいいか?」という学びがない。

これが、「目標」と「目的」が混ざってしまっている状態です。

こうなると「頑張りたいけど何をしていいのか分からない」とか「頑張っているけど、本当に意味のあることなのか分からない」と空回りコースに入るんですね。

「目標」と「目的」の見分け方。

では、結局「目標」と「目的」とはなんなのでしょうか?

「目的」には、自分以外の要素が関わります。運だったり人の気持だったり、自分では制御しきれない要素が入っているのが「目的」です。先程の「今月中にフォロワー1000人」は「目的」なんですよ。

それに対して「目標」は「自分の行動のみで達成が決まるもの」です。

例えば「ブログを毎日書く」とか「1日50回腹筋をする」とか「28℃を超えるまではエアコンはつけない」とか。

これらは自分以外の要素に影響を受けないですよね。全部自分がやるかやらないかの世界。

この2つをきちんと分けておかないといけません。

ここまでのまとめ

目的:達成に自分以外の要素が関わる。

目標:自分の行動のみで達成が決まる。

「目的」を達成するための行動が「目標」になる。

正しい目標って、「目的を達成するための行動」になっていないといけないんです。

例えば僕だったら、今年中にこのブログでは10万PV達成、YouTubeも登録者1000人を達成することが「目的」です。

そのために、まずは6月の「目標」は「ブログとYouTubeを毎日投稿」にしています。

目標の決め方

目標は、目的を達成するための行動になっていないといけません。

僕たちの場合、ブログは以前のものが毎月5万PVくらいある状態まで作ることが出来ました。その経験からブログを立ち上げる時にかなり綿密に設計をしていて、「後は書くだけ」な状態なんです。だから、ブログに関してはとにかく書くことが目的の達成にダイレクトに繋がります。

一方のYouTubeはかなり手強いです。YouTubeを本気で取り組むのはこれが初めてなので、正直まだ「どうすれば成功するか?」が掴めていません。

今分かっている情報から、必要なことをざっくり言うと

①動画のクオリティを上げること

②動画の本数を上げること

の2つです。特に①はもっともっと細かく分析する必要がありますが、それにしても情報が足りません。なので「どこを改善していくかを学ぶ」ためにも、とにかく動画の本数を上げる必要がありました。

だから、6月の目標は「毎日投稿」なんです。7月は6月に分かったことを分析してまた違う目標を立てると思います。

目的を達成するために何が必要かを分析して、自分の日々の行動にまで落とし込めたものを「目標」といいます。

まとめ:目的と目標をきちんと仕分けしよう!

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