どうも今日は!
株式会社Key-Performance の筧田です。
簡潔化・KPI(指標)設定の専門家です。
今回は……今回も、
経営者にとって、とても重要な指標をお伝えします。
それは……
従業員が生み出した付加価値!
あなたの組織のスタッフが生み出した付加価値について、
これまでに真剣に把握した経験はございますか?
従業員が生み出した付加価値を言い換えると、
従業員がどれだけの価値を世の中に送り出したかということです。
今回は、この指標をお伝えしていきます。
従業員に対する論点
経営者の中には、スタッフを費用としか見てない方がおります。
また、スタッフの費用以外の面を見落としている経営者もおります。
いずれも、残念なことです。
こんなことが起きるのは、狭く財務評価に注目しているからではないでしょうか。
半数以上の組織ではそうなっているでしょう。
従業員は費用であると同時に未来につながる資産でもあります。
変動的である人的資産を評価・把握し、価値を高めていくことが、
経営においてとても重要だとは思いませんか?
ぜひこの指標を実用していきましょう。
従業員が生み出した付加価値を求める式
従業員が生み出した付加価値とは、専門的な言葉にすると人的資本の収益性です。
求めるための式を表すとこうなります。
総費用から人件費である給与と福利厚生費を除きます。
※従業員関連の細かい費用を併せても構いません。
それを売上高から差し引きます。
そして従業員数で割ります。
従業員数は常勤に相当する数に調整して計算するとより良いと思います。
この計算方法で、
人的資本の収益性、
すなわち従業員が生み出した付加価値を求めることができます。
指標を算出する費用
式にあてはめる数字は全て、財務諸表にある数字を使います。
つまり追加の算出費用はありません。
調査するタイミング
四半期単位で把握できると良いです。
目標設定
従業員が生み出す付加価値は高いほど良い。
長期的な視点で値を高めることを目指しましょう。
まとめ
コストが掛からずに従業員たちの生み出す付加価値を把握できる指標、
ぜひ追跡してみてください。
p.s.
専門的にはこの指標を HTCA と呼びます。
略さなければ Human Capital Value Added です。
これは人的資本付加価値という意味です。
HTCAは日本で、まず通じることがありません(笑)
従業員が生み出した付加価値と言うとやさしいと思います。
“ いいものだらけ ”の世の中へ。
代表取締役
筧田 聡 Satoshi Kakehida
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