3分で読む サラリーマンのためのマーケティング講座その1

課題
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起業を目指す忙しいみなさん!!
 
みなさんの時間を節約するために3分で読めるマーケティング講座を作りました!!
 
この記事で学べるのは以下の3点!!
 
①マーケティングの定義
②マーケティングの対象
③市場の8つの状態
 

『マーケティングとはなにか?』

マーケティングとは「ニーズに答えて利益を上げること」であるとである。
 
もっと詳しくいうと、「ターゲット市場を選択し、優れた顧客価値を創造し、提供し、伝達することによって顧客を獲得し、維持し、育てていく技術及び科学」となる。
 
また、マーケティングはよく「製品を売り込む技術」であるとされるが、本当のマーケティングは「売り込みを不要にする」ことが目的である。
 
顧客を知り尽くし、理解し尽くして製品やサービスが顧客から本当に必要とされれば、ひとりでに製品は売れていく。マーケティングの理想的な成果は「買う気になった顧客」であるべきである。
 

『交換と取引』

交換はマーケティングの中心コンセプトであり、成り立つには次の5つの条件を満たす必要がある。
 
①少なくとも2つのグループが存在する。
②それぞれのグループが、他方にとって価値のありそうなものを持っている。
③それぞれのグループが、コミュニケーションと受け渡しが出来る。
④それぞれのグループが、自由に交換の申し入れを受けたり断ったり出来る。
⑤それぞれのグループが他方と取引することが適切で好ましいと信じている。
 
さらに「交換をすることでお互いが以前より良い状態になる(少なくとも悪くはならない)条件である」かで交換の成立が決まる。取引とは2つ以上のグループで行われる価値のやり取りのことである。
 
取引を成立させるために、マーケターはそれぞれのグループが取引に何を期待しているのかを分析する。
 

『マーケティングの対象は何か?』

 
マーケティングの対象になるのは以下の10種である。
 

対象内容
有形の財の事(冷凍食品、テレビ、パソコン、育毛剤、etc)
サービス無形の財の事(観光事業、教育サービス、マッサージetc)
イベント期間限定イベント(トレード・ショー、ワールドカップ、etc)のプロモート
経験財やサービスをうまく組み合わせることによって創りだす経験。
(ディズニーランド、アップルストア、スターバックス)
著名人のブランディング(自分自身を一つのコンテンツとする)
地域国・県・市町村が旅行者や企業の工場の誘致などの、地域のマーケティング
資産不動産(土地)や金融資産(株や債権)などの、実体のない権利
組織組織のイメージ作り
情報情報も製品として出荷して価値を作り出すことが出来る
アイディア市場提供物の元となるアイディア

 
 

『誰がマーケティングをするのか』

 
マーケターとは「見込み顧客からの反応(注目・購買・投票・寄付)を求めている人」である。
 
マーケターは【需要管理の責任】を負っており、需要には8つの状態が存在する。
 
1.消極的需要:消費者が製品を好まず、その製品を避けるための対価すら支払う場合。
2.ゼロ需要:消費者が製品を知らない、または興味がない。
3.潜在的需要:消費者が既存製品では満たされない強いニーズを持っている。
4.需要減少:製品購入の頻度が下がる、もしくはゼロになる。
5.不規則な需要:タイミングによって消費者の購入に差が生じる。(季節・月・日・時間)
6.十分な需要:市場に出た製品がちょうどいい具合に購入される。
7.需要過剰:消費者が購入したがる製品の購入が追いつかない。
8.不健全な需要:社会的に好ましくない結果をもたらす製品に消費者が惹きつけられる。