必ずやること!ブログ運営の道標となる指標(KPI)設定

こんにちは、イハタです。
今回もWEBマーケティングで食べていくためにがんばりましょう! 
以前集客ファネルについての記事を書きました。

顧客の心理を読み、価値を提供しながら商品まで誘導するための集客ファネルですが、せっかく設計しても正しく機能しなければ意味がありません。 
今回の記事では、集客ファネルを正しく動かくためにに欠かせない「指標」の管理方法をご紹介します。 

指標となるKPI(数値)の種類 

では、まずは指標となるKPI(数値)の種類をご紹介します。細かく設定すれば無限に出てきますが、これさえ設定しておけば大丈夫という5つをご紹介します。 

  1. PV数 
  2. セッション数 
  3. ユニークユーザー(UU)数 
  4. SNSシェア数 
  5. エンゲージメント率 

一つひとつざっくりと説明します。 

PV数 

PVとはページビューの略で、期間中に対象のページが何ページ見られたかという情報です。 
代表的な測定の仕方は「月間PV」で、自社のブログが一ヶ月間に合計何回見られたかの数値です。多くのブログがこの数値を公表しているので、自分のブログの現状を相対的に図る数値にもなります 
また、その他にも目的によって「1記事の1日のPV」に着目して調べたりします。

特殊な目的がある時を除けば、1日のPV数を出したいときにも一ヶ月分を調べて、月の日数で割ります。WEB検索は意外と日によっての変動が大きいので、標準的なデータを調べるためには長い期間の平均が必要なんです。 

セッション数 

PVとの違いに注意してください。PVがページを見た回数なら、セッション数は「ページを訪れた回数」です。 
例えばサイトAにアクセスして5ページ見た場合、セッション数は1で、PVは5です。翌日またサイトAにアクセスして、今度は8ページ見たとします。この場合累計のセッション数は2、PVは13です。 
セッション数は単体で使われることはあまりなく、PVと比べた「ページ/セッション」で一回のセッションにつき何ページを見るのかという情報や、この次に紹介するユニークユーザー数と比べた「セッション/UU」でユニークユーザー一人あたり平均月何回サイトを来訪するのかを調べたりします。 
これも重要な数値です。 

ユニークユーザー数(UU) 

ユニークユーザー数とは、月に訪れた人数のことです。セッション数がいわゆる「延べ人数」だとすれば、こちらは純粋な「来訪人数」。期間中に何回訪れても、同じ人であれば「1人」とカウントされます。 

SNSシェア数 

SNSでシェアされた回数です。Twitterならツイートでの投稿になりますね。 
SNSでのシェアの管理はもちろんですが、SNSシェアの測定はもう一つ重要な役割があります。それは「記事の質」をより正確に判断出来るという点です。 
記事の質をPVの多さで判断する場合、どうしても検索順位などに影響を受け、純粋な「記事の内容」の判断にはあまり適切とは言えません。 
ですが「SNSシェア数/PV」という比較で見ると、「そのページを見た人のうち何人がSNSでシェアした」という情報が得られます。記事の質が高ければ当然シェア率も上がっていきます 
SNSシェア率を測定することで、より顧客がどんな記事を望んでいるかが明確になります 

エンゲージメント率 

これは集客ファネルで説明した「CTA」やマガジン登録率、問い合わせ数や商品の成約数などの、「こちらが促した行動を行ったかどうかを測定する指標」です。 
この指標も最重要。設定しないなんてありえないです。集客ファネルで設定した導線すべてで「エンゲージメント率」を測定する必要があります 
基本的には目標とする数値に対して「無理なく・理想的な」エンゲージメント率を設定し、それでも目標達成をしないとき、もしくはむちゃくちゃなエンゲージメント率を維持しない目標に届かないというときだけ、PVを上げていく動きになります。 
なので、KPI測定の要になるのがエンゲージメント率です。 

KPI設定の方法 


KPI設定はあまり難しくありません。 
まずはファネルの最終地点での目標を立てます。例えば「オンラインサロン登録者数、月10名」とかです。 
次に、ファネルを一段上に上がって、エンゲージメント率を設定します。最初は他のブログで公開されている数値をベースに設定しておいたほうがいいでしょう。この時「現時点での自社サイトの状況(エンゲージメント率)」も必ず測定しておいてください。 
次も同じです。ファネルの一段上に上がってエンゲージメント率を設定します。 
ファネルの一番上に上がると、最終的には「検索者数(PV数・UU数)」に行きつきます。 
ここで、まずは自社の現状のPV数、エンゲージメント率を当てはめたときに、目標に届いているかどうかを確認して下さい。多くの場合、現状のままでは目標に届かないでしょう。 
そこで次は、各エンゲージメント率を業界標準に置き換えて下さい。(業界標準を上回っている部分はそのまま据え置き)業界標準のエンゲージメント率になった場合、現状のPVで目標を達成出来るかどうかを確認します。 
達成出来ているのであれば、エンゲージメント率を業界標準にまで上げられるように、届いていない部分を修正して、再び測定を行って行きます。(PDCA) 
もしエンゲージメント率を業界標準にまで上げても目標に届かない場合は、PVを上げるしかありません。具体的には「検索流入を増やす」というSEO的な対策か、すでにいるユーザーの回遊率を増やすという導線対策になります。 
このように、集客ファネルの各要所にKPIを設定すれば、どこを修正しなければいけないかがはっきりと分かります。原因がはっきりしていて、到達すべき数値もわかっている状態。この状態になって初めて「PDCA」というものが回せるのです。 

なぜエンゲージメント率を起点とするのか? 

世の中ではウェブマーケティングといえば「PVの向上」みたいなイメージがありますが、実際にPVばかりを追うのはオススメしません 
なぜかというと、検索で上位に表示されるかどうかはGoogleのさじ加減次第なので、不確定要素がとても大きく、しかも行動してから効果が出るまでの期間が長い。つまりPVは「制御しきれない要素」なんです。 
それに比べてエンゲージメント率は行動してからすぐに結果が出ますし、お客さんにとって価値ある行動をすれば必ず効果が現れます。つまり「制御出来る要素」です。 
なのでエンゲージメント率を起点にするのが重要です。 
 

まとめ:指標(KPI)設定を正しく行おう!

ブログを運営していく中でどれだけKPI設定が重要か、伝わったでしょうか?
 
設定がまだという方はぜひ今すぐに設定をして下さい!
 
 
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