起業家が時間も精神的ストレスも掛けずに仲間をつくる3ステップとは?

起業家の才能を100%引き出す専門家、 筧田 (@kakehida) です。

起業家は、日々多くの方と関わると思います。 様々な起業家とお会いする中で、私が仲間づくりについて感じているのは、例えば、何も考えずに名刺を配って、美味しい話があれば乗っかるという流れや、「誰でもいいからコラボしませんか?」というやり方では、コストばかりかかりませんか?ということです。

居心地の悪さを感じるいわゆる人脈づくりに奔走するより、よくわからない人とコラボするより、長期的に関わり合える仲間づくりに専念した方が、あなたのパフォーマンスは高まります。 今回は、効率の良い仲間づくりの方法として、その過程を4段階でまとめました。 これは怪しいことをしていない起業家であれば、時間も精神的ストレスも掛からない方法です。

結論からお伝えすると、

起業家が仲間をつくる3ステップとは
1. 既にあるつながりから始める

2. スーパーコネクターを見つける

3. コミュニティに参加する

です。

念のためですが、この記事は私の意見・経験ではなく、科学的に根拠のある研究結果に基づいて発信するように心掛けております。 では早速、順に詳細を説明していきたいと思います。

 

1. 既にあるつながりから始める

手っ取り早く長期的な仲間をつくる方法は、内容がよくわからない会に参加して名刺を配ることではありません。 長年の友達との関係を大切にすることから始まります。 長年の友達に対して、次のようにアプローチしてみましょう。

「最近、どうしてますか?」

この質問は、仲間づくりの良い出発点となります。 このメッセージなら精神的にも気楽に送れますよね。 例えば、Facebookメッセンジャー、LINE、メールを使って、「最近、どうしてますか?」といった定型文を用意しておいて、一人ひとりに軽くカスタマイズして、順に送っていけば良いかと思います。 久しぶりの友達は、新たに発掘する人脈より、よっぽど自分の仕事の後援者になってくれると調査でも示されています。

ちなみに筧田は、(身近な人はよくご存知だと思いますが) 誕生日やクリスマス、新年の挨拶、暑中見舞いのタイミングを使って、久しぶりの方に連絡を取るようにしています。 下のように視覚的な画像を用意した上で、ご無沙汰な方には「最近どうしてますか?」と伺うようにしています。 ここ1年の近況を報告をし合えたら素敵です。

誕生日の画像例

新年の挨拶の画像例

SNSリストの注意点

SNSの友達リストやフォロー・フォロワーのリストに載っている人が、そのまま人脈になると思っている方が時々おりますが、そんなことはございません。 実際に顔を合わせながら会話をして一緒に時間を過ごしたことがある人とデジタル上でのつながりでは全く異なります。 ある人の「SNSの友達リストの例え話」を引用すると、「スタンプラリー帳にまとまりなくバラバラに集めたスタンプのような顔ぶれ」……強烈な言い回しですね。 でも私もこの表現には理解を示したいと思います。

 

2. スーパーコネクターを見つける

人々は、全員が均等にバランス良く均等につながっているわけではありません。 ケロッグ経営大学院のブライアン・アジー教授 [Brian Uzzi]とAT&T副社長のシャロン・ダンラップ [Sharon Dunlap] は、人脈づくりには必ず80/20の法則があることを発見しました。 大抵、スーパーコネクターを介して大多数の人と会っているということです。

スーパーコネクターとは?

多くの関係者とのつながりを持ち、実際につなげてくれる人、もしくは多くの人とつなげてくれる会を主催している人のことです。

スーパーコネクターを確認する方法とは?

SNSの友達リストやアドレス帳を眺めてみてください。 自分は誰を介して多くの人々と会っているのか気づくことができます。 スーパーコネクターに相談して、「自分が会った方が良い人」を紹介してもらえるように連絡を取ってみましょう。 (もちろんお願いするときは、丁寧にどうぞ。)

※自己PRで恐縮ですが、筧田は起業茶屋®を通して、起業家のスーパーコネクターでありたいと思ってきました。

 

3. 賢明にコミュニティを選び、参加する

定期的に顔を合わせる仲間がいる場所はありますか? 楽しく交流できて、自然な形で人とつながれる場所を選びましょう。 会場では、受け身でもOKです。

仲間づくりに最適なコミュニティとは? 効率の良い方法とは?

ある調査によると、長年の友達と新しい人たちが混ざっているコミュニティは仲間づくりに1番良いとのこと。 こうしたコミュニティに複数参加していれば、効率よく仲間づくりを行えます

人生とコミュニティの関係とは?

ハーバード大学による劇的に人生を変えた人々を対象に行った調査では、多くの場合、人生を形づくったものは、ある重大な変化ではなく、自分があんな風になりたいと思った人々からなるグループに参加したことでした。

またイエール大学 ニコラス・クリスタキス教授 [Nicholas Christakis] の調査でも、人脈は良くも悪くもその特性を増幅させるという結果となっています。

これらのことから言えるのは、自分が参加するコミュニティはよくよく賢明に選ぶべきということです。

1000人の被験者を幼少期から死亡まで追跡調査した「ターマン調査」では、誰と付き合うべきかについて、次のように伝えています。

あなたがどんな人間になるかは、関わるグループによって決まることが多い。 例えば、健康状態を良くしたいなら、健康な人々と付き合うことが最も効果的で、体調改善への近道である。

複数のコミュニティに所属するメリットとは?

またこの調査では、1つだけでなく、いくつもの社会集団に帰属するほうが困難から立ち直る回復力が高まり、ストレスを乗り越えやすくなるとのこと。

参加したいと思う魅力的なコミュニティが思い当たらない場合は?

自分自身でコミュニティを起ち上げ、仲間づくりの拠点となることです。

その具体例は、私たちKey-Performanceの起業茶屋®です。 高校の同級生同士で会社を創業した私たちは、東京ではなく地元の起業仲間がほしかった。 しかし地元茨城県南には魅力的な起業家の会が見当たらなかったので、自分たちで起業茶屋®を起ち上げました。 結果として、3年半で1400名の起業家・事業者さんに参加いただきました。

 

おまけ:私たちが主催する起業茶屋®では……

商売や営業、胡散臭い話とは一切無縁のリラックスできる環境が整ったコミュニティとして、隣に座っていて嫌でない人たちと楽しい時間を過ごしながら、予期せぬ素晴らしい出会いに恵まれる場所となるよう会を重ねてきました。 このような場所がもしあったら、あなたにとってどれだけ有意義なことでしょうか? 実際のところは、ぜひその眼でご確認いただき、その肌で体感していただければ幸いです。

※地域の起業家・事業者と定期的に過ごせる時間と、気持ちの良い仲間づくりを求めている方たちから喜んでいただけるよう、これからも精進してまいります!

 

まとめ

起業家が仲間をつくる3ステップとは
1. 既にあるつながりから始める

2. スーパーコネクターを見つける

3. コミュニティに参加する

ぜひ実際にこの方法を試してみてください。

 

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ABOUT US
筧田(かけひだ)
【 “いいものだらけ”の世の中へ。】を理念に、高校の同級生と共に、株式会社Key-Performance を創業し、代表取締役を務める。 「魅力的な起業家の集まりが地元にない!!」ことから、起業茶屋® を立ち上げ、5年で2000名を集客する。 現在は、人間観察サロン™、起業の作戦会議室™に力を入れている。