いかに数多く目標数値を目にするかが目標達成の鍵【習慣の科学】

井畑です。

目標達成、難しいですよね。売上や営業成績なんかの「他社の関わる目標」の達成が難しいのはもちろん、「一日30分本を読む」とか「一日3Km歩く」なんかの自分自身の行動に関する目標だって、達成はなかなか難しい。

今回の記事では、そんな難しい目標達成の確率をぐっと上げるテクニックをご紹介します。

目標をなかなか達成出来ない人は、「目標をする数値を見る回数」が少ないんです。

体重を測る回数でダイエットの効果が決まる!?

まずは達成出来ない目標の代名詞「ダイエット」に関する論文の紹介から始めます。

この論文は、半年間「体重を測り続ける」ことだけをした場合、どのくらい体重が減少するかを調べたものです。Is frequent self-weighing associated with poorer body satisfaction? Findings from a phone-based weight loss trial

実験の結果、毎日体重を測定すると半年で平均6.8kg体重が減少しました。(測定頻度を週一回にした場合でも3.5kgも体重が減少しました。)

体重測定の頻度が大きい方がより体重が減少する傾向にあったようです。

つまり、「目標設定をした数値を計測する頻度」が多ければ多いほど、目標達成率が高くなったとも言えます。

目標を「視覚的」に認識することが重要

先程紹介した実験から、「達成したい目標を『視覚的』に確認する頻度が多ければ多いほど、目標達成率が上がる」ということが読み取れます。

この「視覚的」というのが大事なんです。

人間の脳は狩猟採集民族だった時代からほとんど進化していないので、言葉として思い出したり記憶したことや頭の中だけで確認したことよりも、実際に目で見た情報を強烈に認識するように出来ています。

クレジットカードなんかまさにその典型です。使っているときには頭の中で「使い過ぎてるかな〜」って思っても対して危機感覚えないけど、実際に使用額を確認したら途端に冷や汗が出たなんて経験ないですか?

僕たちの脳は頭で「やらなきゃ!」と思っているだけではダメで、実際に「今どれくらい」と「あとどれくらい」を視覚的に確認する必要があるんです。

目標数値を目にする回数を増やす

つまり、目標を達成するためには目標数値を「視覚的」に認識する機会を増やし、常に脳が「ヤバい!」と思っている状態を作ることが重要なんです。

じゃあどうやってその機会を増やすか?

僕だったらパソコンのホーム画面にエクセルで自作したプログレスバーを貼っておきます。

こんな感じです。

インパクトを強くしたいので大きめに表示しています。

僕はMacのデスクトップを定期的に切り替えてアプリを探す癖があるので、デスクトップの1枚に大きめに貼り付けて置くことで30分に一回、視覚的に自分の目標達成率を確認することができます。

僕の場合は自分がよく見る場所がMacのデスクトップでしたが、ここは自分の一番良く見る部分がいいです。

例えば車に乗る頻度の多い方ならハンドルの中心にその日の目標を付箋を貼り付けておくでもいいし、スマホの壁紙を自作して常に目標を確認出来るようにしてもいい。

自分の生活の中で一番多く触れる部分に、目標を視覚的に確認する仕掛けをしておくことで、達成確率がぐっとあがります。

なので、このブログを読んだあとはぜひ以下の3点を試してみてください!

目標数値にふれる回数を増やす3ステップ

①自分が日々の生活の中で触れる頻度が高いものベスト5を書き出す

②その中で、一番目標を数値として掲示しやすいものを選ぶ

③実際に目標を掲示してみる

この情報をシェアしませんか?

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA